全国的に相次いでいるクマによる被害。新潟県はクマなどへの対策を協議する会議を開き、生息状況をより正確に把握する必要性を確認した。県内の推定生息数は8700頭あまりと前年度までの数を大きく上回っていることも明らかとなった。

新潟県内クマの推定生息数は8700頭超

新潟県庁で開かれた鳥獣被害対策本部会議。

鳥獣被害対策本部会議
鳥獣被害対策本部会議
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冒頭で小根沢元浩鳥獣被害対策支援センター所長は「令和7年度にツキノワグマの出没・目撃件数は3528件ということで過去最多を大きく更新した」と説明。

鳥獣被害対策支援センター 小根沢元浩 所長
鳥獣被害対策支援センター 小根沢元浩 所長

県によると、25年度ツキノワグマの捕獲頭数や自動撮影カメラによる調査をもとにした県内の推定生息数は8700頭あまりと前年度までの数を大きく上回った。

“適切な対策”実行へ調査の精度向上を

5月には26年度初めての人身被害も発生している中、県は26年度の対策として市町村や猟友会と協力した切れ目のない捕獲の実施のほか、自動撮影カメラの設置台数を240台とこれまでの2倍に増やし、生息状況の調査の精度を向上させることなどを挙げている。

この日の会議では専門家からも「適切な対策の実行のため生息状況を正確に把握し、順応的な対応を取ることが重要だ」という意見が出された。

新潟大学の箕口秀夫名誉教授は「数年の間、どういう変化を示しているのか、そういったトレンドをきちんと注目することが必要で、そのトレンドと出没の状況・農業被害の状況を照らし合わせてクマの捕獲をきちんと計画していく」と話した。

新潟大学 箕口秀夫 名誉教授
新潟大学 箕口秀夫 名誉教授

小根沢所長は「複数人で行動したりラジオなど音の出るようなものを必ず携帯する、作業する際には周りを注意深く見てクマの出没に準備をして対応いただきたい」と引き続き、農作業中や山に近付く際などはクマへの警戒を強めるよう呼びかけている。

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NST新潟総合テレビ
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