夏本番を前に気になるのが子どもの日焼け対策。デリケートな肌を守るため、UV対策グッズが年々進化している。触れるとひんやりする衣類や、保冷剤を入れて首筋を冷やす帽子、さらにスプレータイプの日焼け止めも登場している。
ダメージを受けやすい子どもの肌
徐々に暑さが増すこの時期。真夏に向け、日焼け対策の重要性も高まってくる。
子どもは大人に比べて肌が弱い。「女医によるファミリークリニック」の大井美恵子院長は、子どもの肌は水分量が多くデリケートなため、紫外線のダメージを受けやすいと指摘する。
「赤ちゃんの肌を触ってみてもやわらかいなと感じるように、大人よりもデリケートで、かぶれる子はけっこう多いです。太陽の光に対して、かなり過敏に反応するようになってきているんじゃないかと思います」
近年は髪の分け目などの頭皮、耳の後ろなど、紫外線から守りにくい部分のトラブルも増えているという。
水でぬらして“ひんやり”着る服も
こうした中、子ども向けの日焼け対策グッズが進化している。
広島市安佐南区の「アカチャンホンポ フジグラン緑井店」では、UV対策や、太陽光を反射して衣服内の温度上昇を抑える“遮熱”機能を備えた子ども服が並ぶ。
村山未歩副店長は、「これまではプール用の服だけでしたが、今では普段着も薄手で遮熱効果のあるものや、吸水速乾、接触冷感などの機能を持った商品が出てきています」と話す。
中でも、今年の注目は「アイスパーカー」。薄手の長袖パーカーで、水でぬらして絞り、振るだけで、着たときにひんやり感が得られる。
パーカーだけでなく、Tシャツやズボンにも90%以上のUVカット効果のある商品が販売されている。帽子は“日よけ付き”が主流となり、日よけ部分に保冷剤を入れて首筋を冷やせる商品も登場している。
嫌がる子にはスプレータイプが便利
外出時に欠かせないのが日焼け止めだ。最近は使いやすさを重視した商品が増えている。
子どもが嫌がり塗るのに苦労する家庭には、スプレータイプの日焼け止めが効果的。ミスト状で保湿効果もあり、シュッとひと吹きするだけで広範囲に広がるため、動き回る子どもにも使いやすい。
さらに、パウダータイプも登場。ベビーパウダーのような感覚で、パフでポンポンと重ねて塗るのが特徴だ。
大井医師は、日焼け止めはSPFの高さよりも塗り直しが大切だと話す。
「よく日焼け止めを選ぶ際にSPFが高いほうがいいと思われがちなんですけど、自転車で送り迎えをするぐらいの外出なら、実はSPF20~30で十分なんですね。SPFの低いものを2~3時間ごとにこまめに塗り直してもらうほうが有効だと言われています」
日焼け止めの“使用期限”にも注意
また、去年の日焼け止めをそのまま使い続けるのも避けたいという。
「1年過ぎたら処分する方がいいです。本当に効果のある状態で使える期間は決まっているので、特にオーガニックの日焼け止めは早めに使い終えたほうがいいと思います。生モノが腐るのと一緒です」

そして、注意が必要なのは晴れの日だけではない。
大井医師は、「雨でも曇りでも、天気のいい日の80%ほどの紫外線が降り注いでいる」として、天候に関係なく対策するよう呼びかける。
最近では、飲むタイプの日焼け止めも登場し、体の内側からUVカットしようという傾向も出てきている。
進化する日焼け対策。情報を上手に取り入れながら、子どもの肌を守っていきたい。
(テレビ新広島)

