愛媛県宇和島市の海で、天然マガキから国の規制値を超えるマヒ性の貝毒が検出されたと12日に発表されました。宇和島市での確認は今年で3カ所目。今回のケースでは、人の致死量はおおむね貝の肉577グラムに相当します。この貝毒は愛南町でも確認されていて、県はアサリなどの二枚貝を採取しないよう呼びかけています。
愛媛県によりますと、マヒ性の貝毒が検出されたのは宇和島市蒋渕地区の沖合。県の水産研究センターの6月9日の調査で、アサリなどの二枚貝にマヒ性の貝毒を蓄積させるプランクトン「ギムノディニウム・カテナータム」が、危険濃度を超えて確認されました。
この翌日に天然マガキを採取し検査したところ、12日に貝毒が国の規制値を上回る1グラムあたり5.2マウスユニット検出されました。
このマヒ性の貝毒の貝を食べると食後30分程で唇や顔面のしびれ、痛みがあらわれたあと、手足のマヒが起こり、重症の場合は呼吸マヒにより死亡するケースもあるとされています。
人の致死量は3000マウスユニットとされ、今回のケースではおおむね貝の肉577グラムに相当する計算です。
ただこの毒はアワビやサザエなどの巻貝や魚、エビやタコ、イカ、海藻類には影響はなく、食べても安全ということです。
県は現場に看板を立て、二枚貝を採取したり自宅で食べたりしないよう呼びかけているほか、付近でイワガキを養殖する漁協に安全性が確認されるまで、出荷を停止するよう指導しています。
この貝毒はこれまでに宇和島市で、津島町沖の北灘湾、下波地区の沖合でも確認。また愛南町の南部でも6月5日に天然マガキから見つかっています。
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