「64.6歳」これは福島県内のタクシードライバーの平均年齢だ。全国平均と比べても8歳近く上回っている。高齢化が進む中、白河市に県内初の20歳のタクシードライバーが誕生した。
■県内最年少のタクシードライバー
「おはようございます」白河市の「だるまタクシー」に勤務する岸瀬名(きしせな)さん、年齢は20歳。6月3日、この日デビューする岸さんは県内で最年少となるタクシードライバーだ。
岸さんは「不安なところけっこうあるんですけど、まあ事故らないように安全第一でがんばりたいなとは思っています」と話す。
■二種免許取得の条件が緩和
これまでタクシーの運転に必要な二種免許の取得には「21歳以上かつ免許を3年以上保有」していることが条件となっていた。しかし、タクシードライバーの高齢化や担い手不足を背景に、国は法律を改正し条件を緩和。「19歳以上かつ免許を1年以上保有」していれば、特例教習を受けることで二種免許を取得することが可能になった。
■デビュー初のお客さん
落ち着かない様子の岸さんに初めてのお客さんが。旅館へ向かう客を乗せて、いざ出発。「この時期の服装って難しい所ではありますよね」と乗客との会話も自然体でいい感じ。「あとここから大体7キロくらいですね、あと10分くらいで着きますので」と乗客に話しかける岸さん。約40分かけ石川町の温泉旅館に到着した。
■乗客の反応も上々
タクシーのお客さんは「言われなければ、今日からひとり立ちっていうご本人が言っていたんですけど、感じは全然しなかったですよ」と話す。
岸さんは「運転してる最中も楽しく運転できたので、自分だけじゃなくて、若い人みんな本当に必要にされていくと思うので、そこでこの人じゃないとだめって言う使命感といいますか、そういうところを大事にしつつ、色んな所で幅広くがんばっていけたらなと思います」と話した。
20歳の新米タクシードライバーは、これからも地域の人たちの移動を支えていく。