福島テレビの斎藤恭紀気象予報士が、週末に向けた天気のポイントを解説。6月13日の福島県内は、日差しが届くものの、上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となり、局地的な激しい雨や雷雨(急な夕立など)に注意が必要です。また、中通りや会津では最高気温が30℃近くまで上がる真夏並みの暑さが予想されており、熱中症対策も欠かせません。

■あすの天気のトピック
13日は、一見すると晴れマークが並びお出かけ日和のように見えますが、油断は禁物です。上空約5000メートルにマイナス15℃以下の「寒冷渦(かんれいうず)」と呼ばれる冷たい空気の塊が居座り続けるため、地上との気温差でカミナリ雲が非常に発達しやすい状態が続きます。

日中は日差しによってグングン気温が上昇し、朝のひんやりした空気から一転、昼間は厳しい暑さになります。この「朝と午後の気温差」と「午後の急な雷雨」のギャップが明日の大きな特徴です。急な強い雨(ザーザー降り)や落雷、ひょうなどに注意し、スマートフォンなどの事前充電や、農作物の管理といった事前の備えを行ってください。また、最近県内で多発している「クマの出没」にも引き続き警戒が必要です。

■あす13日(土)のエリア別天気
【会津地方】
朝晩は14℃前後と涼しく肌寒さを感じるくらいですが、日中は喜多方市で28℃、会津若松市で29℃まで上がり、真夏日のような暑さになります。尾瀬や南会津の栃木県境付近では、夕方以降に大気が不安定になり、激しい夕立(雷雨)が発生する可能性があるため、山のレジャーや屋外での活動は空模様の変化に気を配ってください。

【中通り】
福島市や伊達市、二本松市などでは、日中の最高気温が28℃〜30℃近くまで上昇する見込みです。特に午後は西風が吹く影響で、吾妻山や霊山、阿武隈高地などの山沿いで発生したカミナリ雲が、西から東へと流れ込んでくるおそれがあります。お住まいの地域で西の空が急に暗くなってきたら、それは「雷雨のサイン」です。頑丈な建物へ移動するなど早めの行動を心がけましょう。なお、雨の降り方は非常に局地的で、「降る場所は激しいザーザー降り、降らない場所は全く降らない」という極端な天気になりそうです。

【浜通り】
いわき市などで23℃、相馬市などで25℃と、涼しい海風が入るため中通りや会津ほどの猛暑にはなりませんが、明日は県内で「最も天気が急変しやすいエリア」となります。阿武隈高地に湿った風がぶつかることで積乱雲(カミナリ雲)が発達しやすく、昼頃を中心に広い範囲で一時的な強い雨や雷雨が予想されます。波の高さは1メートルと海はおだやかですが、天気の急変には十分注意してください。

■週間予報
来週にかけてのポイントは、いよいよ近づいてくる「梅雨入り」の足音です。
・14日(日): 各地とも絶好のお出かけ日和となります。貴重な洗濯日和・布団干し日和になりそうです。
・15日(月): 天気は一時的に崩れますが、大きな崩れにはならない見込みです。
・16日(火)〜17日(水): 火曜日は梅雨入り前の貴重な青空が広がりますが、水曜日からは次第に雲が多くなってきます。
・18日(木)以降: 本格的な梅雨前線が福島県内にもかかり続け、南へ下がりにくくなります。そのため、来週後半の18日(木)以降に、福島県もいよいよ梅雨入りする見込みです。木曜日以降は強い雨が降る可能性もあり、前線が停滞するためぐずついた天気が続くでしょう。

今週末のうちに、大雨への備えや雨具の準備など、梅雨入りの支度を進めておくのがおすすめです。

※2026年6月12日放送の福島テレビ・テレポートプラスの天気コーナー「福テレ空ネット」からの抜粋記事。気象情報は放送時(午後6時半時点)のもの。最新の予報をご確認ください。

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