日本の大型の主力ロケットH3が12日に打ち上げられ、機体は順調に飛行を続けています。ロケットには富山県内企業が製造した部品も使用されていて、関係者がその打ち上げの瞬間を見守りました。
「いまリフトオフしました。一直線の光を出しながら宇宙に向かって突き進んでいきます」
12日午前9時53分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられたH3ロケット6号機。
*従業員
「5・4・3・2・1」
打ち上げを見守るのは富山市の田中精密工業グループの従業員たちです。
今回の打ち上げは、去年12月に失敗して以来で、関係者の間には日本の宇宙開発の再起をかけた強い思いが込められています。
H3ロケットは順調に飛行を続け、 打ち上げから約15分後に成功が確認されました。
打ち上げは成功し、成功が伝わった瞬間、従業員の間からは安堵と祝福する声が洩れていました。
今回は日本の大型主力ロケットとしてはコストの削減を目指し、初めてメインエンジンの数を増やし、補助ロケットを使わない打ち上げとなりました。
田中精密工業グループはロケットのエンジンやバルブなど11種類の部品の製造を担当しました。
メインエンジンが増えたことに伴い、田中精密が製造した部品の個数も増え、従業員の思いも一層強い打ち上げとなっていました。
*田中精密工業 営業技術部TI課 杉本匡志課長
「前回の打ち上げが失敗したというのもあるので緊張して見ていた。成功してうれしい。日本初の技術の中に我々の技術が載っていると思うとすごく感慨深い」