SNSを使った特殊詐欺の被害を防いだとして警察から11日、山鹿市にある銀行の行員に感謝状が贈られました。
実在するピアニストを装ったロマンス詐欺とみられています。
感謝状が贈られたのは、熊本銀行山鹿支店の田尻 久幸支店長と行員の星子 佑香さんです。
警察によりますと、5月15日、銀行を訪れた60代の女性が「ATMで振り込みをしたいが、相手に指定された銀行名が出てこない」と相談。
対応した星子さんが事情を聞いたところ、男性ピアニストを名乗る人物とのSNSでのやり取りで、「仕事上のトラブルを収めるため、90万円を振り込んでほしい」という不審な内容だったため、警察に通報したということです。
相手は、実在する男性ピアニストの名前をかたっていて、女性は、そのピアニストの熱心なファンであることから、『ロマンス詐欺』の手口とみられています。
女性は2~3週間にわたってこの人物とメッセージを交換していて、「すっかり信用していた」と話しているということです。
【熊本銀行山鹿支店 星子 佑香さん】
「ラインのやりとりと(振込先の)銀行名を見て、見たことない銀行名だったし、ラインのやりとりも日本語として、おかしかった」
熊本県警によりますと、去年1年間の電話やSNSなどを使った特殊詐欺の被害額は過去最悪の約31億円。
ことしは4月末時点で、すでに13億円の被害が確認されていて、去年の同じ時期に比べて2倍のペースで推移しているということです。
【山鹿警察署 藤内 智実 署長】
「電話でお金の話が出たら、必ず誰かに相談する。警察官はお金の話はしないので、注意深く頭の中に入れてほしい」