海岸に横たわる黒い巨蛇

2025年12月25日。 志賀町・西海風無海岸に、長さ150メートル、直径最大2メートル、重さ300トンと推定される巨大ホースが漂着した。
 海岸線に黒い蛇がとぐろを巻いたような異様な光景である。

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最初に発見した住民は、船上で思わず声を失ったという。
「一瞬びっくりしたわ。えらいもんが流れてきたなと。スケールがデカすぎるわ」
驚きというより、呆然に近い反応だった。

釣り人も恐怖を隠さなかった。
「最初、気持ち悪いなと思って。なんかの兵器かと思った。爆発でもするんじゃないかって…」
 海岸に横たわる黒い塊は、地元の人々に“未知の脅威”を連想させた。

 

側面に刻まれた“ZEBUNG”の文字

調査が進むと、ホースの側面に中国メーカー・ゼブング社(ZEBUNG)の社名が確認された。 海底や河川の土砂を撤去する時に使用されるホースだと判明した。
しかし、どこで使われていたものなのか、なぜ海を漂ってきたのか、所有者は誰なのか。
その全てが依然として霧の中である。

志賀町沿岸は、これまでもハングル表記の木造船が漂着する地域として知られている。
今回の巨大ホースも、遠い海域から流れ着いた“迷い物”である可能性が高い。

撤去費用は約5000万円

石川県は撤去費用を約5000万円と見込み、国の漂着ごみ対策補助金を活用する方針だ。
撤去作業は6月15日に始まり、秋までの完了を目指している。

地元住民からは「早く片付けてほしい」「あんなものがまた流れてきたら困る」といった声も上がっている。
海岸の景観だけでなく、安全面への不安も大きい。

クリスマスに届いた“迷惑な贈り物”

海が運んできたのは、ロマンチックなプレゼントではなく、300トンの巨大ホースだった。
その正体は分からず、撤去には莫大な費用がかかる。
志賀町にとって、これはまさに“迷惑すぎるクリスマスギフト”である。

石川テレビ
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