岩手山(岩手県)の噴火警戒レベルについて、仙台管区気象台(宮城県)は、6月中にも警戒レベルを「2」から「1」に引き下げる方針を示していましたが、山の西側の地殻変動が活発化しているとして引き下げを見送ることを明らかにしました。
これは6月11日に開かれた岩手山の入山の対応を協議する県の会議で、仙台管区気象台が明らかにしたものです。
岩手山の噴火警戒レベルは、火口周辺の立ち入りを規制する「2」でしたが、気象台は6月中にも「活火山であることに留意」を意味する「1」に引き下げる方針を5月25日に示しました。
しかし方針を示した後、大地獄谷周辺など西側の地殻変動が活発化し、火山性地震も確認されたことから、活動が収まるまでは引き下げを見送ることを決めたということです。
これにより、七滝や網張・松川の西側3つの登山道からの入山は引き続き規制されることになります。
県防災課 久保和重総括課長
「(引き下げの見送りは)残念ではあるが、安全確保のためには必要。引き続き西側は規制を行うので(登山客には)従ってほしい」
一方、山の東側では火山活動が比較的落ち着いていることから、馬返しや焼走り・上坊・御神坂の東側4つの登山口からの入山規制は、7月1日の山開きに合わせ解除される予定です。