宮城県内の各消防本部で今年4月に採用された消防職員たちが、移動手段のない状況を想定し、現場まで歩いて向かう訓練が行われました。

この訓練は、災害時などの過酷な条件を想定して毎年行われているもので、6月11日は4月に宮城県内の各消防本部に採用された106人が参加しました。

石巻地区広域行政事務組合消防本部 川尻菜々美消防士
「小隊長として1つの小隊をまとめられるか、不安なところはあるけど、自分ができることに全力を注ぎ、30期(同期)心ひとつに全員で完遂したい」

仙台市消防局 菊地隼人消防士
「11日の訓練では辛い時や苦しい時こそ隊全体で声を出して、一致団結しながら訓練を乗り越えていきたい」

川尻小隊長 「第4小隊、全員帰って来るぞ!」
一同 「オーッ!」

宮城野区にある県消防学校を起点に、若林区の「震災遺構・仙台市立荒浜小学校」をめざして、往復およそ29キロを歩きます。

各自、活動機材のほか、2リットルの飲料水など5キロ前後の荷物を背負っています。

途中、より過酷な状況を想定し、防火衣を身に着けることに。ヘルメットも被って一路、荒浜小学校を目指します。

3時間ほど歩いて震災遺構・仙台市立荒浜小学校に到着。災害がもたらす現実を目の当たりにしました。

石巻地区広域行政事務組合消防本部 川尻菜々美消防士
「実際に黒板が壊れていたりしたのを見て、自然災害の力の怖さを知りました」

仙台市消防局 菊地隼人消防士
「我々消防が住民の方々にどのようなことを広報していくべきかを考えさせられました」

昼の休憩をはさんでの帰り道…。

今度は仲間を要救助者に見立てた搬送訓練です。

最後まで誰一人欠けることなく、106人全員がおよそ29キロの道を踏破して訓練は終了しました。

仙台放送
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