東日本大震災の津波で児童74人、教職員10人が犠牲となった石巻市の大川小学校で、校舎などの保全作業が始まりました。
これは、劣化が進む校舎を保全しようと、児童の遺族で組織された「3.11を考える会」が、業者に依頼して行ったものです。
大川小学校ではおととし、外壁のタイルが一部、剥がれ落ちるなど経年劣化が進んでいますが、震災遺構として校舎を管理する石巻市は、被災当時の状態のまま建物を残す方針です。
不安を感じた遺族たちは校舎の保存に向けた費用を寄付で募り、これまでに集まったおよそ300万円を使い、屋根部分の防水塗装、児童たちが描いた壁画のコーティング作業を行うということです。
3.11を考える会 只野英昭代表
「現状の状態を維持して後世に伝えていくうえでは、保全作業は絶対必要な物ではあるし、この修繕という名目で募金活動をさせていただいて、集まった金額を今回の作業に使わさせていただくという形になります」
この作業はおよそ1カ月で完了するということです。