高額な海外視察や取材制限の検討など、批判が強まっている福岡県議会の動きです。

一連の問題の渦中にいた蔵内議長が11日、記者会見を開きました。

11日午後4時、会見場に姿を現した福岡県議会の蔵内勇夫議長。

記者の追及に、何を語るのでしょうか。

事の発端は、「高すぎる」と批判が相次いでいる県議会の海外視察でした。

特定の旅行会社に見積もりをとって契約を結び、その後、増額することが常態化していました。

TNCが情報公開請求したところ、2024年1月から今年にかけてハワイやヨーロッパなど少なくとも18回の海外視察を行い、約1億5000万円の公費を費やしたことが分かっています。

中でも、ハワイ視察では1泊11万円を超える高級ホテルにたびたび宿泊し、ビジネスクラスの航空券や現地での通訳の手配など、議員1人あたりの費用は300万円に上っていました。

今年3月、この件について蔵内氏に聞くと…。

◆福岡県議会 蔵内勇夫氏(今年3月)
「大事な調査はね、お金をかけてでもやらなきゃいかん」

高額な費用の一方で、県議会が11日までに公開している報告書は、2024年11月のエジプトと去年8月の中国の2件だけです。

海外視察に対する取材が過熱する中、事態をさらに深刻化させたのが、県議会側が議会棟での取材について「前日までに承諾を得る」などとしたルール案を検討していることが5月に発覚したことでした。

議会事務局は当初「蔵内議長から何らかのルールを検討するよう指示された」と説明しましたが、その後、蔵内議長は委員会に諮問をしただけで、ルール作りの指示はなかったと訂正しました。

◆記者
「質問が途切れるまで、時間を確保した会見をお願いしたい」

◆福岡県議会 蔵内勇夫 議長
「検討しましょう」

◆記者
「会見やりましょう、会見」

記者クラブは、蔵内議長に会見の開催を再三要請し、11日に開催に至ったのです。

◆川崎キャスター
「蔵内議長の会見が始まります。何を語るんでしょうか」

1時間程度という制約の中、質問が集中したのはやはり海外視察についてでした。

Q.(海外視察で)ひとり300万は高額すぎると思いますが?
◆福岡県議会 蔵内勇夫 議長
「高額だと思います。我々が行ったハワイ視察は規定内で行っていますし、私たちの方からどのホテル、部屋が良いとかそういったことは一切言ったこともございません。高額だったから必要ないとは考えない」

取材制限については、蔵内議長から謝罪の言葉がありました。

◆福岡県議会 蔵内勇夫 議長
「報道規制と取られるような表現がございました。これは絶対ダメだと感じました。誤解を与えてしまったことは申し訳ない」

Q.時期を考えると、県議会を追及する報道が盛んになったことで報道を規制したいということが働いたのかなとどうしても見えてしまうが?
「そういうことはございません」

議会事務局が作成した“ルール案”については、「見ていなかった」と主張しました。

Q.責任をとって議長を辞めることは?
◆福岡県議会 蔵内勇夫 議長
「私は今回の問題をきちっとルール化すべきと思う。議会改革をやるべきところはやる。それをやるは私の仕事」

テレビ西日本
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