アメリカのヘグセス国防長官は10日、キューバにあるグアンタナモ海軍基地を訪問し、「キューバの未来はアメリカ大統領に委ねられている」と述べ、キューバをけん制しました。

ヘグセス国防長官はグアンタナモ基地に駐留する兵士らを前に、「キューバとその指導者の未来は、アメリカ合衆国大統領の手に委ねられている。大統領の判断がどうであれ、アメリカ軍はあらゆる不測の事態に備え、態勢を整えている」とキューバへの軍事攻撃の可能性を示唆し、兵士らを鼓舞しました。

また、ヨーロッパ諸国とアメリカの相互不干渉を提唱した「モンロー主義」に触れ、「今やモンロー主義だけでなく、ドナルド・トランプ大統領によるドンロー主義が存在する」と主張し、「我々は祖国を守り、西半球を取り戻す」と、持論を展開しました。

さらに、「キューバ政府はアメリカに届くような武器の調達を試みるべきではない。さもなければ、耐えられないほどの対立を招くことになるだろう」と述べ、キューバに対して、一方的に警告しました。

アメリカのニュースサイト「アクシオス」は5月、キューバが300機以上の軍用ドローンを調達し、グアンタナモ基地などを攻撃する計画を協議していると報じ、キューバ側は「でっち上げだ」と否定し、非難しています。

一方で、ヘグセス国防長官は2004年に兵士としてグアンタナモ基地に駐留した経験があることに触れ、「グアンタナモで収容されている容疑者は死刑に処されるべきだった」と主張しました。

グアンタナモ基地の収容所には、2001年のアメリカ同時多発テロ後、最大で780人のテロ容疑者が収容され、劣悪な環境や拷問が国際的にも問題視されました。

多くの容疑者が国外に移送されましたが、現在も15人が勾留されています。

グアンタナモ基地はキューバ島東部のグアンタナモ湾に位置し、1903年にアメリカへの租借が始まりましたが、現在、キューバ政府はアメリカに対し、返還を求めています。

フジテレビ
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国際取材部
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