タイ・バンコクで6日、特殊詐欺グループの指示役とみられる男が重要人物として拘束された。男は高級マンションで暮らしながらカンボジアの拠点へ指示を出していたとみられ、6月中旬にも日本へ強制送還される見通しだ。
大規模詐欺Gの重要人物にタイ警察が厳しく問い詰め
タイ・バンコクで6日、カメラが捉えたのは、マスクで顔を覆い、警察に連れられていく佐々木裕介容疑者(38)だ。

佐々木容疑者は、大規模詐欺グループの重要人物としてタイで拘束された。
入国管理局の施設に入った佐々木容疑者は、帽子をかぶりマスクをしていて、表情をうかがい知ることはできなかった。

記者が、「被害者に対して言いたいことは?」と聞くと、佐々木容疑者は無言で通り過ぎていった。
佐々木容疑者は、タイの隣国・カンボジアで特殊詐欺グループの指示役だったとみられている。このグループをめぐっては2025年5月、日本人29人が拘束された。

タイ警察による聞き取りでは、通訳を通して厳しく問い詰められた。
通訳:
タイにはどれくらいいる?
佐々木容疑者:
2、3年…。

通訳:
いろんな国に行ったり、どういう目的?
佐々木容疑者:
……。
借金抱えた日本人が詐欺拠点で働かされていたケースも
今回の詐欺の拠点となったカンボジアへの渡航歴が確認されていないという佐々木容疑者。日本人も多く暮らす、バンコク中心部のトンローで、家族と一緒に高級マンションで生活していたという。

タイ警察によると、佐々木容疑者はタイに69回出入国。バンコク市内の高級マンションで生活しながら、カンボジアの拠点に指示を出していたという。
また、借金を抱えた日本人が詐欺拠点で働かされていたケースも確認され、人身売買との関連も捜査しているという。

被害額は数十億円にのぼるとみられている。佐々木容疑者は6月中旬にも、日本へ強制送還される見通しだ。
(「イット!」6月8日放送より)
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