家庭の料理でもおなじみの小松菜。幅広く使え家計の味方ですが、いま中東情勢の影響で包装用の袋が不足し出しています。

富山県射水市で小松菜を中心に野菜を栽培するこちらの農業法人では、8日も小松菜の出荷準備が行われていました。

射水市では県内の小松菜出荷量の6割を生産しています。

こちらでは、36棟のハウスを使って小松菜を年におよそ80トン生産しています。

この時期、小松菜は種まきからおよそ1か月で収穫を迎え、畑では毎日のように収穫作業が行われています。

収穫された小松菜は、ハウス近くの作業場へ運ばれ、袋詰めされて出荷されます。

*こまつな菊ちゃんハウス 坂口いづみ代表
「収穫した小松菜がここへ運ばれてくる、計量し、袋詰め、箱詰めしてというところですね。今ちょうど出荷量が多くて、多いときだったらあの箱で100箱超えたりするので、一つに25袋入りなので、2500袋出ていきますね」

今、この小松菜の出荷に使う「包装資材」が品薄になっています。

原因はナフサ不足をはじめとする中東情勢の影響です。

包装に使われるプラスチック、そして包装資材に印字するためのインク塗料が不足し、こちらのハウスでは、袋の在庫が少なくなっていて、確保に苦労しているといいます。

*こまつな菊ちゃんハウス 坂口いづみ代表
「今までだと、何箱ほしいという風に注文していたけど、今回これだけ入ったから、という形で、2箱とかそういった形で届く。入ってくる量はほんとに少しずつっていう感じなので、生産量が多い時なので不安はありますね。潤沢に入ってくるのか、どこかで止まるのかっていうところが」

坂口さんが出荷する小松菜の包装には、県内の小松菜農家でつくる「小松菜研究会」の文字や「富山県産」の文字などがプリントされています。

従来の包装がなくなると無地のものへの切り替えや包装をなくして縛って出荷する方法をとらざるを得ません。

*こまつな菊ちゃんハウス 坂口いづみ代表
「一応(無地の袋の)注文は入れたりしているが、まだ届いていない。最悪、袋がなくなった場合は、そういう(縛って)出し方にならざる負えないかなと、生産を止めるわけにはいかないので。今までFG(袋)を使って出していた分、品質にどう影響するのかわからない部分があるので、時期的に暑い時期になってきますし、どういう風に影響が来るのか、不安というか心配」 

別の生産者によると、包装なしでの出荷となれば、県外産との競争で不利になる可能性があり、その結果、県内産の売れ行きが落ち込む恐れもあるといいます。

*こまつな菊ちゃんハウス 坂口いづみ代表
「作り続けたいっていう思いはありますね。地元産だったら「おいしい」って言ってくれますし、作り続けたいからこそ、価格なり資材なりっていう問題が早く解決してもらえるとありがたい」

スーパーに当たり前に並んでいる野菜にも中東情勢の影響がじわじわと表れ始めています。

富山テレビ
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