2028年度から、都立高校でAI活用した新しい教育のスタイルへ。
東京都教育委員会は、2028年度から新宿高校、国分寺高校、駒場高校の都立高3校で、AIを活用し、デジタルとリアルの学びを組み合わせた新たな教育のスタイルを導入する。
進学ニーズの多様化に対応するために実施され、2028年度に入学する1年生からこの新しいプログラムで学ぶことが可能になる。
プログラムの中身では、生成AIやデータサイエンスを学べるデジタル教材の活用やグローバル・リーダーとの交流などからリアルな学びの体験もできる。
また、学習管理システムLMSを取り入れ、学習履歴を可視化して、生徒は過去の学習成果を振り返り、主体的に学習計画を立てられるようにするほか、教員は生徒のつまずきや得意分野を早期に発見できるようにする。
学習履歴をDX化することで、教員は、生徒の学習に関してペーパーテストだけでなく多面的な評価ができるようになると期待されている。
AIの活用については、教員が新しい授業のデザインを作る際やテストの作問や解答でもAIを活用して採点や評価、学習到達度をデジタル上でフィードバックできるようにすることなどが検討されている。
また、2029年度には、AIを活用した新しい教育スタイルを実践する学校、「新たな教育のスタイルの実施校(仮称)」が港区白金に開校する。
AIを活用した独自の教育、プラチナ・カリキュラム(仮称)を通じて、世界に飛び出して生き抜く人材や新しい価値を創るイノベーター人材の育成を目標としている。
最大の特徴は、全日制と通信制を組み合わせた学び方ができることだ。
1年を4タームに分け、クォーター型の運用をすることで、通学を基本とする「通学期」と、学校内学習や自宅学習を選択できる「自己選択期」を設け、「通学」と「いつでもどこでも」学べる仕組みを組み合わせる。
具体的には、夏休み期間にあたる7月から9月、冬休みから春休みまでにあたる1月から3月の間を「自己選択期」に位置づけ、自宅学習や外部講座などデジタルを活用した柔軟な通信制の学びができる期間とする構想である。
学習管理システムLMSを活用して学習を可視化し、生徒が得意分野や苦手科目に応じて、自由な進度で学習することを想定している。
1年次は必修科目が大半だが、2、3年次に進むにつれて自由選択科目が増える。
都教委は、この新たな教育のスタイルの実施校から国内外の最難関大学(リベラル・理工等)への進学をイメージしている。