プレスリリース配信元:パーソルキャリア株式会社
~企業選びの軸は「中長期的視点」へ。賃上げやAIへの対応力で支持を集める企業が高評価~
パーソルキャリア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 瀬野尾 裕)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、22~59歳のビジネスパーソン5,154人を対象に「転職したい会社」を調査し、結果を「doda転職人気企業ランキング2026」としてまとめましたので、お知らせいたします。
調査結果の詳細:「転職人気企業ランキング2026」

TOP3にトヨタ自動車、グーグル、ソニーが7年連続ランクイン
2026年の転職人気企業ランキング<総合>は、2020年から7年連続で、1位「トヨタ自動車」、2位「グーグル」、3位「ソニー」という結果になりました。

【表1.総合ランキング 1位~3位】
まず、1位の「トヨタ自動車」は、総合ランキングを含めた全31の調査区分のうち、18の区分で1位になりました。前回1位だった17区分すべてで順位をキープし、今回は新たに<年代別 20代>のランキングでも1位になっています。また、投票ポイントも前回とほぼ変わらない水準で、2位の「グーグル」とのポイント差を前回の約2,200から約2,300へと広げました。選んだ理由(複数選択)を見ると、「給与・待遇が良さそう」「安定して長くはたらけそう」「企業の知名度が高い」「企業イメージがいい」などの点が評価されています。
続いて、2位の「グーグル」は、<業種別 インターネット・広告・メディア>や<男女別 女性>など4つの調査区分で1位になりました。選んだ理由(複数選択)を見ると、「給与・待遇が良さそう」「優秀な社員が多そう」「企業の知名度が高い」「グローバルに活躍できそう」などの点が評価されています。
そして、3位の「ソニー」は、3つの調査区分で2位になるなど多くの区分でまんべんなく評価を集め、7年連続で順位をキープしました。選んだ理由(複数選択)を見ると、「企業の知名度が高い」「給与・待遇が良さそう」「サービス・商品が好き」「企業イメージがいい」などの点が評価されています。「IT企業として優れている」といったコメントも寄せられた同社ですが、2026年4月には、「ソフトバンク」(14位)、「日本電気(NEC)」(31位)、「本田技研工業(Honda)」(15位)といった企業とともに国産AIを開発する新会社を設立したことが報じられました※1。
なお、TOP3が選ばれた理由(複数選択)を見ると、「給与・待遇が良さそう」や「安定して長くはたらけそう」が上位に挙がりました。実際に、1位の「トヨタ自動車」は、2021年から6年連続で春闘が満額回答となり、安定した賃上げを行っています。また、3位の「ソニー」は、2026年3月の春闘で過去最大となる24,000円の賃上げ回答があったと報じられた※2ことでも注目を集めました。
※1:日本経済新聞「ソフトバンクが国産AIの新会社設立、NECやホンダなど8社出資」
※2:読売新聞「ソニーグループ主任級2万4000円賃上げ…現行制度の金額ベースで最大の上げ幅」
任天堂は2つ順位を上げてトップ5入り、フレキシブルなはたらき方を推進する味の素がトップ10入り
4位には、2025年6月に新機種の「Nintendo Switch 2」を発売した「任天堂」がランクインしました。同社は、2022年の13位から2023年に9位、2024年に8位、2025年には6位と連続で順位を上げており、今年はさらに2つ順位を上げてトップ5入りしました。
そのほかでは、フレキシブルなはたらき方を推進している「味の素」が前回14位から7つ順位を上げて7位にランクインしました※3。同社はSNSなどで「16時半定時」といった、はたらきやすさに関する内容も発信しており、それらが人気を集めた要因の一つになっているのかもしれません。投票理由でも、「食品系会社で、柔軟なはたらき方ができると聞いている」「はたらきやすいことで有名だから」といった声が寄せられました。
また、トップ10に入った企業の業種を見ると、最も多かったのは「トヨタ自動車」(1位)や「ソニー」(3位)を始めとする「メーカー(機械・電気)」の4社で、次いで「グーグル」(2位)や「楽天グループ」(6位)の「インターネット・広告・メディア」の2社が続きました。さらにトップ30まで広げると、最も多かったのは、「Apple Japan」(11位)や「ソフトバンク」(14位)を始めとする「IT・通信」の6社、次いで「メーカー(機械・電気)」の5社、そして「味の素」や「サントリーホールディングス」(12位)などの「メーカー(素材・化学・食品・化粧品・その他)」が4社、「インターネット・広告・メディア」も同じく4社で続きました。
なお、トップ30の順位変動では、「味の素」(前回14位→7位)のほかに、「リクルートホールディングス」(前回22位→17位)、「オリエンタルランド」(前回24位→18位)、「NTTドコモ」(前回34位→26位)などが目立ちました。
※3:味の素AGF株式会社「従業員とのかかわり」
業績好調のサンリオが大きく順位を上げる
50位以内の企業のうち、前回調査から10位以上の伸びを見せたのは、「三菱地所」(前回71位→35位)、「JTB」(前回47位→36位)、「サンリオ」(前回88位→42位)、「三菱重工業」(前回89位→44位)、「サイバーエージェント」(前回67位→48位)、「アサヒビール」(前回96位→49位)、「カルビー」(前回61位→50位)の7社でした。
このうち、「サンリオ」は、2024年に人気キャラクターが50周年を迎え、近年は業績も好調で海外展開も進んでいます。IP(知的財産)の拡充を戦略の一つに掲げる同社はゲーム領域でも事業展開を進めており、2025年1月には「Nintendo Switch」用ゲームが発売されているほか、同機向けに初の自社開発ゲームを2026年秋に世界で同時発売すると発表しました※4。世代を越えて愛されてきた企業が、周年やIP展開、ゲーム事業への本格参入といったトピックスを通じて、再び注目されている様子がうかがえます。
一方、「アサヒビール」の選んだ理由(複数選択)を見ると、「サービス・商品が好き」「企業の知名度が高い」などの項目で支持を集めていることが分かります。そのほかでは、「給与・待遇が良さそう」「将来性がありそう」といった点も評価されていました。同社は2025年にサイバー攻撃の被害を受けましたが、生産・供給を維持して事業を継続したことが話題になっています。こうした対応も、企業としての信頼性につながったのかもしれません。
※4:株式会社サンリオ「初の自社ゲームブランド『Sanrio Games』始動」
【表2.総合ランキング 4位~30位】
*30位以降は< https://doda.jp/guide/popular/ >を参照

【表2.総合ランキング 4位~30位】
【doda編集長 解説】「2025年問題」や「物価高」などを背景に、“長くはたらき続けられる企業”が支持を集める
2025年から2026年にかけては、いわゆる「2025年問題」を背景とした人材不足がより深刻化し、物価高も相まって、企業による初任給の大幅引き上げやベースアップが相次ぐなど、人材確保の動きが一段と加速しました。さらに、テレワークに関する制度の整備が進み、育児・介護休業法での努力義務化の流れがある一方で、出社回帰を進める企業も見られるなど、労働市場を取り巻く環境は大きく変化しました。
こうした変化のなかで、転職を希望する人の企業選びの軸も変化しつつあります。はたらきたい企業を選んだ理由を24の項目から選択式で回答してもらった本調査のデータを見ると、トップ10の企業は「給与・待遇が良さそう」や「企業の知名度が高い」という点で人気を集めています。しかしながら、これらの要因だけではなく、「事業が今後も続きそうか」「雇用が守られそうか」「自分の望むはたらき方が実現できそうか」といった中長期的な視点が、より重視される傾向になっていると考えられます。
その判断材料の一つになるのが、AIを含む先端技術への対応力です。AIの活用によって新規事業の創出や生産性の向上が期待できる企業は、不確実性の高い時代でも競争力や雇用を維持できる可能性が高いと言えるでしょう。例えば、「ソニー」(3位)は、エンターテインメントから半導体、AI領域まで幅広い事業ポートフォリオを持ち、技術革新への対応力の高さが評価されている企業の一つです。こうした企業は、「将来性がありそう」という評価とともに、「安定してはたらき続けられるのではないか」という期待も得やすく、結果として高い人気を維持していると考えられます。投票理由でも、「時代に合わせた技術力があり、常に変化に柔軟だから」というコメントが寄せられました。
ほかにも、前回14位から7位へと順位を上げた「味の素」では、「安定して長くはたらけそう」を選んだ人が49.9%と約半数を占め、総合ランキング上位10社の中で、ほかの企業の数値を大きく引き離していることも、今回の調査結果における特徴的な点と言えるでしょう。
【解説者プロフィール】doda編集長 桜井 貴史(さくらい たかふみ)
新卒で大手人材会社に入社し、一貫して国内外の学生のキャリア教育や就職・転職、幅広い企業の採用支援事業に携わる。2016年11月、パーソルキャリア株式会社に中途入社。同年、株式会社ベネッセホールディングスとの合弁会社、株式会社ベネッセi-キャリアに出向、新卒オファーサービス「dodaキャンパス」の立ち上げを牽引し、初代dodaキャンパス編集長に。その後、同社 商品サービス本部 本部長として、キャリア講座やアセスメントをはじめとした、大学生向けサービスの責任者を務める。2023年4月、doda副編集長 兼 クライアントP&M本部 プロダクト統括部 エグゼクティブマネジャーに就任し、法人向け採用支援プロダクト全体を管掌。2024年4月、doda編集長に就任。サービスを通じてこれまで60万人以上の若者のキャリア支援に携わり、Z世代の就職・転職動向やキャリア形成、企業の採用・育成手法に精通している。

【調査概要】
・対象者:22歳~59歳の男女
・雇用形態:正社員
・調査手法:ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
・調査期間:2026年2月4日~2月10日
・調査方法:投票者が転職を希望する企業を自由形式で1位から3位まで記入。持ち点10ポイントの中から、それぞれの企業への志望度合いに応じて自由にポイントを振り分ける。
*ランキングは、振り分けられたポイントの合算値(小数点以下第二位まで)が多い順に作成。
*ウエイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施。
・回答人数:5,154人
■出典の明記について
本データを引用・転載する際は、以下の情報を必ず記載してください。Webメディアで掲載する際は、「doda」にはdodaトップページ、記事タイトルには記事URLへのリンクを設定してください。
記載例)出典:転職サービス「doda」 − 「転職人気企業ランキング2026」
※「doda」= https://doda.jp/
※「転職人気企業ランキング2026」= https://doda.jp/guide/popular/
■転職サービス「doda」について< https://doda.jp/ >
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■パーソルキャリア株式会社について<https://www.persol-career.co.jp/>
パーソルキャリア株式会社は、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス転職サービス「doda X」を通じて人材紹介、求人広告、新卒採用支援などを提供しています。2022年5月にはプロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro」を立ち上げ、副業・フリーランス領域にも本格参入。グループの総力をあげて、これまで以上に個人の「はたらく」にフォーカスした社会価値の創出に努め、社会課題に正面から向き合い、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会の実現を目指します。
当社のミッションについて:https://www.persol-career.co.jp/mission_value/
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