6月は環境を守る大切さについて考える環境月間です。
大分県中津市では不要になったものを市民同士で譲り合うことでごみを減らそうという取り組みが行われています。
取材しました。
◆TOS佐野格記者
「中津市役所の入口にあるこちらのボード市民が不要になった家具や楽器などを無料で譲ろうと紹介している。中津市ではこうしたごみを減らそうとする取り組みがしっかりと根付いている」
中津市役所にある「ゆずります/ゆずってください」のコーナー。家庭に眠っている不用品や捨てるには「もったいない」物を必要とする人に活用してもらおうと1999年から続いています。
市民は「譲る」もしくは「譲ってほしい」ものと、連絡先などを指定の用紙に記入。連絡や受け渡しなどは市が関わらず、市民同士で行います。この日貼られていたのは勉強机を譲りたいという紙や、古いピアノを譲るというものも。
そして張られた紙を熱心に見ている人の姿もありました。
ウォーキングマシンを譲ろうとしている女性が取材に応じてくれました。
「空いている時間に運動しようと」およそ6年前に購入しましたが、1年ほどで使わなくなったそうです。
きれいな状態だったため誰かに譲りたいと思いましたがリサイクルショップなどに売ることは考えなかったそうです。
◆女性
「本当にごみを減らしたいと思って。 地元だったら、すごそこなら『じゃあちょっと取りにいくよ』『持っていくよ』とかできるしそんなのがいい」
このほか中津市では市民からの不用品の持ち込みも受け付けていて、市民が気に入ったものを持ち帰ることもできます。
◆中津市清掃管理課 藤本豊さん
「(ゆずりますのコーナーは)長年設置して多くの人に使ってもらっているので好評と思う。市としても粗大ごみを捨てる前にリユースに回ることでごみの減量に繋がるのではないかと期待している」
こうした中、企業と連携した新たな取り組みも。
◆奥塚正典・中津市長
「いわゆるもったいないというものを次の人に使ってもらう。リデュース、リユース、リサイクルを進めていく」
2日市が発表したのが中古品の見積もり査定を一括で依頼できるインターネットサイト「おいくら」との連携です。
利用する人はおいくらに不要になったものの情報を登録して一括での査定を依頼。
その後、連絡を受けた近くの複数のリサイクルショップなどが査定を行い依頼した人に買取金額などが伝えられます。
その査定内容に納得すれば不用品を売却することが出来るという仕組みです。
「おいくら」と自治体の連携は県内は中津市が4例目だということです。
◆「おいくら」の運営会社マーケットエンタープライズ池崎敬執行役員
「自治体にとっては廃棄量が削減されるし、利用者、市民にとっては廃棄料がかかっていたものがお金に変わる体験 。(事業者側は)市の方々とより接点を持てるリユースする依頼を獲得できる。捨てる以外の選択肢が広がっていければ全国的にリユースはより一層広がる」
身近な不用品を効率的に手放してごみの削減にも繋がる。循環型の社会を目指した取り組みが進んでいます。