中国の北京で民主化運動の学生らを軍が武力鎮圧し、多くの死傷者が出た「天安門事件」からきょうで37年となります。
高齢化する遺族は、事件が風化することを危惧しています。
今朝の天安門の様子です。いつもより厳しい警備体制が敷かれています。
37年前の6月4日、天安門広場に民主化を求め集まった学生らを共産党政権が軍を使い、武力で鎮圧しました。
中国当局の発表では死者は319人ですが、実際はこれよりはるかに多いと指摘されています。
当時19歳の息子を銃撃で亡くし、今年で88歳になる張先玲さん。
張さんは遺族が高齢化するなか、事件が風化することを危惧しています。
張先玲さん:
我々遺族は、事件の真相を語り、風化させず、正義を求め、良心に問わなければなりません。
張さんは、遺族のグループ「天安門の母親」のメンバーとして、政府に謝罪などを求めてきました。
中国政府は、天安門事件は「反政府動乱」と位置づけていて、遺族の活動への締め付けは一層、厳しくなっています。