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<台風ふりかえり>
県内への台風6号の影響は限定的だったが、和歌山では「レベル5氾濫特別警報」が出された。これをきっかけに、5月28日から運用が始まった新しい防災情報について復習していきたい。
■「レベル5氾濫特別警報」初めて発表■
現在の台風の進路・位置を見ていくと、関東の東の海上まで出てきました。
東北は強風域に入っています。
庄内に発表されていた強風注意報も解除されています。
4日にかけこれより風が強まることはなさそうです。
幸いにも県内への影響は限定的でしたが、全国的には大きな影響が出ました。
午前4時半ごろ和歌山南部に台風が上陸。
午前5時35分に、和歌山・古座川水系古座川に「レベル5氾濫特別警報」が新しい防災情報運用後初めて発表されました。
確認ですが、“氾濫”の情報だけは市町村ではなく川に出されます。
あらかじめ身の回りの河川でどの川が氾濫すると危険なのか、確認しておくことが大切です。
発表時間に注目していきたい。
午前5時35分に発表されました。
雨雲レーダーを見ていくと、ずっと雨が降り続き、午前4時以降に雨が止んできました。
発表された午前5時35分には「雨が止んでいる状態」。
では、なぜ雨が止んでいるのに「レベル5」になったのか、キキクルで確認していきましょう。
■キキクルで災害の危険度をリアルタイムで把握■
キキクルとは、気象庁が発表している災害の危険度をリアルタイムで地図表示で見ることができるもの。
災害の種類別に危険度を色別で見ることができます。
*土砂キキクル(土砂災害)、大雨キキクル、浸水キキクル(浸水害)、洪水キキクル(洪水災害)の4種類ある
洪水キキクルは川の危険度を示しています。
紫の太い線が古座川で、午前4時40分の時点ですでにレベル4(紫)相当まで危険度が上がっていました。
時間進めますが、上流と支流に注目していきます。
午前4時40分時点で“赤”かった支流が、午前5時10分に少し減りました。
さらに時間を進め5時半には上流の“赤”がさらに消えて、古座川が“黒”になって「レベル5特別警報」となりました。
何が起こっているかというと、上流や支流で増水した分が下流である古座川に集まったことを意味します。
つまり、時間差。
大雨のピークと、必ずしも災害の危険度が上がるタイミングが一致するとは限りません。
「雨が止んでいるから安心」ではなく、時間差で災害が襲ってくる可能性がありますので、キキクル・避難情報・各種警報などを確認するように努めてください。
■「線状降水帯の直前予測」を避難のスイッチに■
「線状降水帯の直前予測」も始まり、2~3時間前にエリアをしぼって発表できるようになりました。
2日~3日にかけての予測地点は7つ、そのうち実際に発生したのは3地点でした。
予測をせずに発生したのは静岡伊豆の1地点。
つまり、線状降水帯が発生した4地点のうち3地点は予測できたことになり、精度が上がっています。
また仮に線状降水帯の定義に満たなくても、いずれの地点も大雨にはなっていますので、「線状降水帯の直前予測」も“避難のスイッチ”にしてほしい。
今回、山形は大雨の影響はありませんでしたが、確認して大雨シーズンに備えましょう。