クマによる人身被害が相次ぐ中、国と東北6県などがクマ対策について意見を交わす会議が3日、仙台市で初めて開かれました。国と各県が広域的に連携し、対策を進めていく方針です。
会議には環境省のほか、国土交通省や林野庁などの地方部局、東北6県と新潟県の担当者が出席しました。
地方部局ごとにクマ対策に向けた連絡会議が開かれるのは初めてです。
環境省東北地方環境事務所・東岡礼治所長:
「クマ対策の質・量ともに向上していって東北各県の対策をより効果的なものにしていくとともに、将来的な東北での広域管理を検討していくためのキックオフの会議」
会議では、東北地方のクマの生息情報や出没状況の共有、保護管理の方針の検討などを進め、広い範囲で移動するクマに対し、連携して対応していくことを確認しました。
また環境省は、6月下旬から東北地方で統一的な手法を用いたクマの個体数調査を実施することにしていて、年度内には個体数の推定が明らかになる見通しです。
その結果を基に、捕獲の目標頭数などの設定を検討していく方針です。
環境省東北地方環境事務所・東岡礼治所長:
「東北関係7県、また関係機関が集まって、将来的には広域管理という形で広域協議会を設定したい。どのくらいの捕獲目標数を置くのか議論をしていきたい。広域協議会でその方向性が決まれば、その結果をふまえて各県の管理計画への反映を検討してもらいたい」