石川県輪島市は能登森林組合、そして都内の森林保全団体と協力し、災害で大きな被害を受けた森の再生を目指します。3日、取り組みのスタートとなる協定の締結式が市役所で行われました。
締結式に参加したのは、輪島市の坂口市長と、能登森林組合の亀井順一郎組合長、そして、東京に拠点を持つ一般社団法人「moretrees(もあとぅりーず)」の活動に携わる、日本を代表する建築家の隈研吾さんです。
隈さん:
「この場所から世界につながる新しい森づくりが始まる。それが復興にもつながる。そういう特別な日にしていきたい。」
輪島市は、地域の8割を森林が占め、伝統工芸「輪島塗」の素地や建築材となる県の木「能登ヒバ」の産地として、重要な役割を担ってきました。
しかし、能登半島地震と奥能登豪雨によって山腹の崩壊や土砂の流出など甚大な被害を受け、今も復旧工事が続いています。「能登・ふるさと共創の森づくり」と名付けられた今回の取り組みでは、「アテ林業の持続化と多様性のある森づくり」や「人材の確保と育成」など5つの柱を掲げ、災害で大きな被害を受けた森の再生と、次世代へ繋ぐための活動を展開します。
「使ってもらうというのが一番なので使ってもらって能登ヒバを増やす。花粉のない能登ヒバが森の中にどんどん増えていくということは環境にとってもいいので、循環を作り出すということが重要だと思う」
今後は植樹イベントなどを通して、地域外から関わる「関係人口」の拡大にも努める方針です。