宮崎県民の安全を守る「鼻の捜査官」たちが、その技能を競い合った。警察犬の能力向上を目指す競技会が宮崎市で開かれ、県内初となるポメラニアンなど、個性豊かな犬たちが日頃の訓練の成果を披露した。また、高鍋警察署では警察犬の嘱託書交付式が行われ、小型犬からミックス犬まで、多様な仲間たちが地域の安心を支える決意を新たにした。

現場の安心を守る、頼れる相棒たち

足跡追及や地域捜索の技術を競う警察犬の競技会が、宮崎市の阿波岐原森林公園で開催された。

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 この競技会は、県警が嘱託する警察犬を対象に毎年行われているもので、2つの部門に合わせて32頭が出場した。

 足跡追及の部では、50メートルのコース上に置かれた遺留品を、警察犬が足跡をたどりながら見つけていた。

 中には、県警で初めてとなるポメラニアンの警察犬の姿も…。白くふわふわした愛らしい姿をしているが、真剣な表情で競技に挑んでいた。

 また地域捜索の部では、警察犬が臭いを頼りに茂みの中に隠れた人を探し出し、見つけると吠えて知らせていた。

県警鑑識課の甲斐育世現場指導補佐は「県民の安全と安心のために、引き続き、現場に強い警察犬の育成に取り組んでもらえると助かります」と期待を寄せる。

県内では、2026年度38頭の警察犬が活動していて、2026年は、4月末時点で、行方不明者の捜索などで、29件の出動があったということだ。

警察犬4頭に嘱託書交付

また、宮崎県警高鍋警察署では、行方不明者の捜索などで活躍する嘱託警察犬の交付式が開催された。

 式には、シェパード、ボーダーコリー、ジャック・ラッセル・テリア、そして県内唯一のミックス犬の警察犬「あずき号」の4頭が集結。澤田信也署長が「高齢者の行方不明が多い中、警察犬は我々にとって心強い味方」と激励の言葉を贈った。

 あずき号の飼い主 矢野三奈子さん:
普段はやんちゃな子。訓練してもらっている所を見ると、すごいなって思う。

あずき号の指導士 黒木由梨さん:
厳しいトレーニングも毎日必死に付き合ってくれて、すごく素直でいい子。

 高鍋警察署管内では2025年に7件の出動実績がある。地域にとって欠かせない存在の警察犬。ベテランから若手、そして小型犬やミックス犬まで――。犬種は違えど、地域を守りたいという情熱と鋭い嗅覚は皆同じだ。2026年度も38頭の警察犬たちが宮崎の街の安全を守り続ける。

(テレビ宮崎) 

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