関東に最も接近している台風6号。
大雨による浸水や強風による倒木など被害が出ています。

東京都内の複数の河川で一時、氾濫危険警報が発表されるなど、大きな影響を及ぼしました。

3日午後2時過ぎの東京・お台場は、午後になり大型の台風6号の吹き返しによる強い風と激しい雨が直撃しました。

その台風6号が進む先の茨城県では、駐車場に止まる車に激しく雨が打ち付け、鉾田市内では冠水した道路に慌てて止まると波が立ち、また別の場所では茶色の水をまき上げる車の様子が見られました。

台風6号は午後4時現在、千葉県の房総沖を進んでいるとみられます。

東京都心で雨が強まりだしたのは通勤・通学の時間帯です。

車のフロントガラスを打ち付ける大粒の雨。
走行すると大きな水しぶきが上がります。

3日午前9時半ごろの東京都心を大型の台風6号が直撃。
一時、関東地方の約150万人に避難指示が出され、品川区には東京で初めてレベル4の大雨危険警報が発表されました。

区内を流れる立会川も、短時間に降る大雨で増水。
水の流れが濁流と化していました。

大型の台風6号は西日本から東海、関東を横断するように進み、各地に記録的な大雨をもたらし被害が相次ぎました。

三重・尾鷲市では排水溝からも水があふれ出す様子が見られ、周辺の高速道路が大雨を受け一部区間で通行止めとなっていました。

紀北町では水路が氾濫し、大規模な浸水被害が起きていました。
ひざ下辺りまで水位が上昇し、床上浸水した家もありました。

住民:
朝の3時ぐらいに嫁が起きてきて、「お父さん、水が来てる」と言うので「えーっ!」と言って。玄関を見たら(水が)もうあと10cmぐらい。「これは止まってくれ」という感じで、やっと5時の時点で水を引き出した状態。

しかし、歩くとまだびしゃびしゃと水が残っていました。

また、大型の台風6号が直撃し、3日未明から相次いだのが線状降水帯の発生情報です。

和歌山県南部には線状降水帯が発生し、那智勝浦町では午前2時半過ぎ、夜中にもかかわらず、道路が冠水した地区をホワイトボードに書き出すなど多くの職員が対応に追われていました。

職員:
(Q. 洪水の可能性は高まっている?)今からまた見て対応を考えたいと思う。

そして、台風6号は午前4時半ごろに和歌山県南部に上陸。
6月3日の上陸は1951年からの統計史上、4番目に早い上陸です。

和歌山県の古座川では、川の幅いっぱいに茶色い水が満ち、住宅街などに水が迫っていました。
普段の様子と比較すると、役場前の駐車場に増水した川の水が押し寄せていることが見て取れます。

また、川が一部氾濫し、新しい警報が運用されてから初めてとなるレベル5氾濫特別警報も一時、発表されました。

車が浸水した人:
車を上げておけばよかった。雨も強かったので、「こっち(川側)で大丈夫かな」と思ったので、上げておけば車は無事だったのかな。

街灯に照らされる激しい雨。
午前4時ごろ、静岡・下田市では夜明けとともに雨の激しさが強まり出しました。

市内のコンビニエンスストアでは駐車場が冠水。
その水が店内にも入り込んで浸水被害が起き、冷蔵庫の電源が浸水でショートして、一部の商品が廃棄処分となってしまいました。

また、午前6時過ぎの浜松市では、大粒の雨が駅前のアスファルトを打ち付けるしぶきで白くかすんでいました。
駅へ向かう人は、傘を斜めに向けて歩く様子があちらこちらで見られました。

テナントも土のうを設置するなど対策。

午前7時過ぎには、静岡・伊豆で線状降水帯が発生。

伊東市では大粒の激しい雨が降り、駅の裏手にある山間部は真っ白に。

駅前の一部が冠水し、車が水しぶきを上げ走行。
さらに、土砂が流れ出している場所もありました。

車道を埋めつくす茶色い土。
流れた土砂は住宅街の道路にも流入し、スコップでかき出すなど対応に追われていました。

神奈川県東部でも線状降水帯が発生しました。
午前8時半ごろ、横浜市桜木町駅前では多くの人が通勤のため駅から会社へと向かっていました。

また、川崎駅前でも冠水が発生。
バスが走行すると雨水が波となり、歩道に押し寄せてくる様子が見られました。

冠水被害が起きた川崎市では、走行する車が激しい水しぶきを上げていました。

観光名所として知られる鎌倉市の鶴岡八幡宮周辺には観光客の姿はなく、ただただ激しい雨が参道やアスファルトを打ち付けていました。

そして午後になり、台風6号が関東に最も接近してきました。

千葉・銚子市の犬吠埼から見える海は白波が押し寄せる大荒れとなり、周辺の施設は台風の接近を受け、軒並み臨時休館となっていました。

かっぱを着込んで観光する人の姿もありました。

関東では、台風6号が東に抜ける夕方以降も吹き返しの強い風や局地的な大雨に注意が必要です。

東京・JR市ヶ谷駅のホーム上から見える釣り堀は、今にも水があふれだしそうなほど水位が上昇。
北千住駅構内では、時刻の案内板から雨水が勢いよく流れ出して駅員が対応に追われていました。

このあと東京、千葉で最大瞬間風速35メートルの非常に強い風が吹く恐れがあり、注意が必要です。