スマホのケースにカビ生えてない?
四国地方は梅雨入りし、ジメジメとした季節がいよいよ本格化するこの時季。
カビといえば風呂や食品を思い浮かべがちだが、実は毎日持ち歩くスマートフォンのケースにもカビが生えるという。
細菌・微生物の研究者に聞いた、梅雨のカビ対策とは?
梅雨のカビは大昔から「悩みの種」
前線や湿った空気の影響で断続的に雨が降った、2日の愛媛県内。高松地方気象台は「四国地方が梅雨入りしたとみられる」と発表した。平年より3日早く、2025年より16日遅い梅雨入りだ。
いよいよ始まった雨のシーズン。
「梅雨」は元々、“カビの雨”と書いて「黴雨」と呼ばれていたともされ、梅雨時のカビは昔から悩みの種のひとつだ。
そんなカビの脅威は、現在人にとって今や手放せない『アレ』にも迫っている。
松山大学薬学部・田邊知孝教授:
「みなさん持っているスマホ。カバー付けている方たくさんいらっしゃいますが、本体とカバーの間」
そう、スマートフォンのケースにも、カビが生えるというのだ。

“細菌や微生物を研究”松山大学・田邊教授
教えてくれたのは、松山大学の田邊教授。細菌や微生物のエキスパートだ。
松山大学薬学部・田邊知孝教授:
「温度・湿度・身近な汚れ、栄養となる汚れなんですけど、この3つがそろうと、カビが一気に繁殖しやすくなるという条件になります。温度はだいたい20度を超えてくると増えやすくなってきますし、(湿度は)70%超えてくると、かなり増えやすくなりますね」
松山市の湿度を月別に見ると、例年梅雨入りする6月には10%程度上がり、平均で70%を超えてカビが繁殖しやすい条件になることがわかる。
さらにスマホはいつも持ち歩くため、皮脂や手についた食べかす、細かなホコリなど、ちょっとした汚れがたまり、カビの栄養になってしまうという。

スマホの持ち運びはポケットではなくカバン
田邊教授:
「例えばポケットの中に入れると汗で水気が出てしまうので、ポケットではなくカバンに入れる」
スマホを持ち運ぶときは、湿気の多いポケットではなくカバンに入れるのが正解。
数週間おきにカバーを外し、アルコールを湿らせた布などで汚れを拭きとるのも効果的だという。
田邊教授:
「買い物とかで使われているエコバッグ。生鮮食品をいれると水気が出たりして、エコバッグの底が濡れたり、野菜をそのままいれて、土とかがついていると、土の中に割とカビがいるので」
エコバッグも、使うたびに水気をふき取り、汚れを落としておくことでカビの繁殖を防ぐことができるという。

そうめんや干しシイタケなどの乾物も
また、そうめんや干しシイタケなどの乾物も、湿度の高い梅雨時は、空気中の湿気を吸いやすく、カビが生える危険があるため、常温ではなく、冷蔵庫で冷やして保存するのがおすすめだという。
田邊教授:
「カビ自体は、空気中に胞子が普段からありますので、完全に取り除くっていうのは難しい。増えやすい3つの条件を制御する。どれかひとつでもいいので、その部分を対策するというのが『カビ対策』」
温度や湿度に気をつけて、いつも以上に身の回りを清潔に保つことで、梅雨を気持ちよく乗り切ろう。

