気象台によると、台風6号は6月2日午後4時時点で種子島の北西約40kmを北東へ時速35kmで進んでいます。

近畿地方に最も近づくのは3日早朝とみられ、徳島県・奈良県・和歌山県では今夜から明け方にかけて土砂災害への厳重な警戒が必要です。

片平敦・気象予報士が今後の見通しと注意点を解説しました。

■「14年ぶりの上陸となる可能性も」

片平気象予報士によると、台風は現在、進路を東寄りに変えながら速度を上げている状況です。

「今の進路予報円の北側を通ると、紀伊半島への上陸も十分ありえる。もし上陸となれば2012年以来、14年ぶりになります」と片平気象予報士は説明します。

台風の中心気圧は980hPa、最大風速は25m/s、最大瞬間風速は35m/sです。

■「14年ぶりの上陸となる可能性も」

片平気象予報士によると、台風は現在、進路を東寄りに変えながら速度を上げている状況です。

「今の進路予報円の北側を通ると、紀伊半島への上陸も十分ありえる。もし上陸となれば2012年以来、14年ぶりになります」と片平気象予報士は説明しました。

台風の中心気圧は980hPa、最大風速は25m/s、最大瞬間風速は35m/sです。

■「雨か風か」どちらに注意すべき?

片平気象予報士は「台風である以上、風は警戒していただきたい」としながらも、暴風域がなくなったことを踏まえ、「風自体は当初の心配より弱い見通しになっている」と説明しました。

その一方で、「雨のほうは特に気を付けていただきたい」と強調しています。

台風の周りでは反時計回りに風が吹くため、東風や南風が山にぶつかる徳島県・奈良県・和歌山県の南東側で雨雲が発達しやすい状況です。

予想される雨量は24時間で最大350mmにのぼる可能性があります。これは本来1か月から1か月半かけて降る雨量にあたり、場合によっては一晩で降ってしまうおそれがあります。

■深夜がピーク 明日午後には天気が持ち直す見込み

片平気象予報士によると、今日午後6時ごろから台風に伴う発達した雨雲が近づき始め、3日午前3時ごろに雨のピークを迎える地域が出てきます。

「夜中の時間帯にピークが来るという点も注意が必要です」(片平気象予報士)。

台風はその後さらに東へ進み、3日日中には関東地方へ移る見通しで、近畿からは雨雲が離れ、午後には天気が持ち直してくる見込みです。

■新しい防災気象情報 ”レベル3が出たらレベル4が迫っている”

今回の台風接近に合わせて、先週末から新しい防災気象情報の運用が始まっています。

これまでの「大雨警報・洪水警報」という枠組みはなくなり、「大雨」と「土砂災害」の2系統でレベル2から5まで段階的に発表される形に変わりました。

特に注意が必要なのが土砂災害の”レベル3”の出し方の変化です。

土砂災害では、レベル3の警報は「レベル4が発表されそうだ」と見通しが立った時点で出されるようになりました。つまり、レベル3が発表されたおよそ1時間後にはレベル4になる可能性が高い状況を意味します。

片平気象予報士は「今までの大雨警報とは気持ちを改めていただきたい。レベル4につながるレベル3という出し方に変わっています」と呼びかけました。

レベル4は避難指示に相当し、避難に時間がかからない方も含め、すぐに逃げていただきたい危険度を示しています。

現時点では、大雨について兵庫県淡路島でレベル3(警報)が、土砂災害についてもレベル2(注意報)が出ている地域があります。

■線状降水帯の”直前予測”も新たに運用開始

気象台は、徳島県では今夜から明日未明、和歌山県・奈良県では今夜遅くから明け方にかけて線状降水帯が発生する可能性があるとして、半日前予測を発表しています。

今回の新しい防災気象情報の運用開始に合わせ、発生の3時間前までに出される”直前予測”も新たに加わりました。

「直前予測が出たら差し迫っている状況です。発生情報が出てから逃げようとしても困難になることがある。それより前の情報で早めに安全な場所に移ってほしい」と片平気象予報士は警告します。

■交通への影響も広がる見通し

3日(水)は鉄道・空の便にも影響が出る見込みです。

JR在来線では湖西線・草津線・加古川線などのローカル線で始発から一部区間の運転取りやめの可能性があります。東海道新幹線は始発から一部区間で運転見合わせ・運休の可能性があります。

空の便では日本航空が291便を欠航、全日空も運航への影響が生じる可能性があるとしており、最新情報をこまめに確認することが求められます。

(関西テレビ「newsランナー」2026年6月2日放送)

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