大阪地検特捜部が手がけた横領事件で、違法な取り調べをしたとして現職の検事が罪に問われる裁判が、来月開かれます。

この異例の裁判で、検事が無罪を主張することがわかりました。

不動産会社「プレサンスコーポレーション」の元社長・山岸忍さんは、土地取引をめぐり部下らと共謀して21億円を横領したとして大阪地検特捜部に逮捕・起訴されましたが、無罪判決が確定しました。

その後、特捜部が山岸さんの部下らに対して違法な取り調べを行っていたことが発覚。

【田渕大輔検事(取り調べの録音録画)】「失敗したら腹切らなきゃいけないんだよ。命かけてるんだよ。検察なめんなよ」

大阪高等裁判所は、取り調べを行った検事の田渕大輔被告(54)が、長時間にわたる威圧的・脅迫的な言動で部下がウソの供述を引き起こす危険性を生じさせたとして、特別公務員暴行陵虐の罪で刑事裁判を開くことを決めました。

この裁判で、田渕被告が無罪を主張することが、関係者への取材でわかりました。

こうしたなか、検察官役を務める弁護士らは、田渕被告の有罪の立証に向け検察関係者を中心にのべ数十人から事情を聴いたということです。

【検察役の指定弁護士・山口昌之弁護士】「(取り調べの)組織的背景・関与については、当然あるものだと理解しているし、詳細については冒頭陳述で明らかにしたいと思う」

裁判は来月10日に始まり、取り調べの動画が証拠として採用されれば、2回目の裁判で1時間以上法廷で再生される予定です。

(関西テレビ「newsランナー」 2026年6月2日放送)

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