海外出張中に富山県出身の男性が過労死で亡くなった事案をめぐり、遺族が息子の勤務先と作成した海外派遣者を対象とする健康管理マニュアルを公表しました。

亡くなった上田優貴さん(遺族提供)
亡くなった上田優貴さん(遺族提供)
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「ゴールではなく、スタートライン」

遺族提供
遺族提供

県出身の上田優貴さん(当時27歳)は、2021年に日立造船の社員としてタイへの海外出張中に精神障害を発症して自殺。その3年後に労災認定されました。

母親は会社側と共に海外派遣者の健康管理などを規定するマニュアル作成を進め、29日に共同会見で公表しました。

*息子を亡くした 上田直美さん
「私はこのマニュアルをゴールではなくスタートラインだと思います。さらに改善を重ね、日本全体のスタンダードへと発展していくことを願っています」

「1年半かけて一緒に考えた」

公表されたマニュアル
公表されたマニュアル

マニュアルには母親の上田直美さんの提案が反映され、海外派遣者に渡航前に健康診断を受けさせることや、入社3年目までの若手や初めて海外派遣される場合は指導役を同行させること、そして、海外派遣中も日本の労働時間の規制を遵守する旨などが示されました。

*息子を亡くした 上田直美さん
「1年半をかけて一緒に海外の働き方を考えたという過程はすごく尊い。息子に報告したい。ちゃんと実現されるかどうか、また1年後に報告してねと(息子が)言うと思う」

今後、国にガイドラインの策定を求めていくということです。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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