特大からあげで人気の弁当店が、鶏肉や油、容器など軒並みのコスト高騰に直面している。ブラジル産鶏肉は倍以上に値上がりし、容器やラップなどの備品代やガス代も増加する“四重苦”の状態に店主は「異次元の負担」と危機感を強めている。

デカ盛りで人気の唐揚げ弁当店を物価高が直撃

1個100グラム近い特大サイズのからあげを盛って、盛って、盛りまくり。

そんなデカ盛りで人気の弁当店がいま揺れている。

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キッチン BUS STOP 中村巧 店長:
必要不可欠なものが全て上がりました。異次元の時代に入った。

直面しているのは、鶏肉高騰・ナフサ不足にさらなる試練が加わった“四重苦”。

埼玉県・三郷市にあるからあげ専門店。

ふたが閉まりきらないほどの“デカ盛り弁当”を求め、多くの人が訪れていた。

客たちは「だいぶおなかいっぱいになります。普通のからあげの2倍くらいはあるので、2日分くらいにはなる。6個で」などと話した。

この店ではブラジル産の鶏もも肉をひと月に約3トン使っていたが、2025年から仕入れ値が上昇し現在は1キロ780円と倍以上にまで高騰。

今年から比較的安価な国産むね肉の商品を増やして、仕入れ負担を抑えているという。

影響は鶏肉にとどまらない。

キッチン BUS STOP 中村巧 店長:
備品関係はたぶん毎月10万円くらいの負担増になってしまう。

弁当の中身が外に出ないように巻くラップや調理用手袋などの備品が、中東情勢悪化による“ナフサ不足”で軒並み値上がり。

弁当容器も7月の納品分から30%値上げするとの通知が届いたという。

さらに油についても…。

キッチン BUS STOP 中村巧 店長:
油に関しても(一斗缶で)500円前後の値上げをするという通知は来ました。衝撃的でしたね。

食用油も高騰…さらに厳しい事態が迫る

鶏肉高騰やナフサ不足による容器の値上げなど苦境に立たされている弁当店。

からあげ作りに欠かせない食用油の高騰にも頭を悩ませている。

キッチン BUS STOP 中村巧 店長:
今月の中ごろから大体一斗缶で500円前後の値上げをするという通知は来ました。月3万円ぐらい負担が増える。ちょっと異次元の時代に入ったなと痛感している。

値上げの波はこれにとどまらず、さらに重くのしかかってくるのが「ガス代」です。

大量の鶏肉を揚げるこの店のガス料金は月に6万円を超え、2025年より1万5000円ほど上がっているという。

政府は夏の電気・ガス料金について負担軽減策を講じるとしているが、店主は不安を拭えない。

キッチン BUS STOP 中村巧 店長:
もう焼け石に水だと思っている。今後どうなるかわからないので心構えっていうか準備はしておこうかなと思います。
(「イット!」5月26日放送より)

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