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プレスリリース配信元:株式会社四国の右下木の会社

株式会社四国の右下木の会社は、三井共同建設コンサルタント株式会社、一般社団法人日本森林技術協会と共同で、樵木林業が里山林の生物多様性に与える影響について調査を行い、第137回日本森林学会大会で発表しました。
(本取り組みは、2024年に発表した「里山林の生物多様性評価等の研究」の続報です)


樵木林業は、常緑広葉樹(照葉樹)が豊富な徳島県南部に受け継がれてきた、伝統的薪炭林施業です。


かつて里山林は、薪や炭、しいたけ原木、落ち葉、山菜など、人の暮らしと深く結びついた場所でした。しかし、燃料革命以降、薪炭需要は大きく減少し、多くの里山林が使われなくなりました。放置された里山林では、樹木の大径化・老齢化、森林構造の単純化、林床への光量不足、ナラ枯れ被害の拡大など、さまざまな課題が顕在化しています。


今回の調査では、放置林、回復林、継続的な施業林を対象に、森林の構造、植生、昆虫相、土壌、光環境などを調べました。


そこから見えてきた樵木林業の特徴は、単に「森を伐って明るくする」ことではありません。


樵木林業では、樹高を低く保ちながら、一定の木や幹を残して伐ること、すなわち樵木林業の特徴である「択伐矮林更新」によって、森を一度に裸地化させません。


また、伝統的に「ヤリ」「サデ」と呼ばれてきた魚骨型の搬出路網や、その考え方を現代的に応用した小規模な作業道が、林内に細かな林縁をつくり、低い樹高とも相まって、林冠が閉じていても林床まで光が届きやすい環境を生み出している可能性があります。


つまり樵木林業は、明るさと樹冠閉鎖、攪乱と安定性を対立させるのではなく、その「あいだ」に、里山林としての複雑な環境をつくり出していると考えられます。


この複雑さが、豊かな下層植生や、攪乱に弱いゴミムシ類も生息できる森林環境につながっている可能性があります。


適切に伐り、使い、育て、また森へ還していくこと。


私たちは、樵木林業を過去の技術としてだけでなく、これからの里山を再生するための実践知として育て、広げていきます。


発表題目:
「樵木林業が里山林の生物多様性に与える影響の考察」
共同発表:
三井共同建設コンサルタント株式会社
一般社団法人日本森林技術協会
株式会社四国の右下木の会社












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