イスラエルの極右政党出身の閣僚が、ガザ地区に支援物資を運ぶ船団の活動家を手を縛った状態でひざまずかせた映像をSNSに投稿し、国内外で批判が強まっています。
イスラエルのベングビール国家安全保障相は20日、ガザに向かう支援船の活動家が拘束された際の映像をSNSに投稿しました。
映像には活動家たちが手を縛られ、その場にひざまずき、頭を下げさせられている様子が映っています。
活動家らはトルコから出航した船団でガザ地区に人道支援物資を届けるため航行していましたが、イスラエル軍に地中海沖で拿捕され、その後イスラエルで拘束されていました。
また、映像には、拘束された活動家の前でベングビール氏が挑発的な態度を取る様子も映し出されています。
船団にはイタリアやフランスなどヨーロッパ各国の出身者が多数含まれていて、イタリアのメローニ首相は「人間の尊厳を傷つけるような扱いは認められない」と非難し、即時解放とイスラエル側の謝罪を求める考えを示しました。
また、フランスのバロ外相も「受け入れられない」と批判し、イスラエル大使を召喚し、抗議と説明を求める考えを示しました。
またイギリスやスペイン、オランダ、カナダなども抗議するなど、各国から批判が相次ぐ事態となっています。
イスラエルのネタニヤフ首相は「活動家たちを扱ったやり方は、イスラエルの価値観や規範に合致しない」と今回の対応を批判した上で、できるだけ早期に活動家を国外退去させるよう指示したということです。