宮崎国際音楽祭は5月17日に閉幕しました。
今回、音楽監督として2回目の音楽祭に臨んだ三浦文彰さんが、閉幕後のインタビューで新たな試みへの手応えを語りました。
1996年に始まった宮崎国際音楽祭は今年で31回目、約3週間にわたって14の公演が行われました。
この音楽祭は、バイオリンの巨匠・故アイザック・スターンの後を継ぐ形で、去年県民栄誉賞を受賞した徳永二男さんが築き上げてきました。
バイオリニストの三浦文彰さんは、去年そのバトンを受け継ぎ、新たな音楽監督に就任しました。
(三浦文彰音楽監督)
「これからの音楽祭にも色んなことが生かせるんじゃないかなと。新しい試みもたくさんあったので充実した3週間でした」
音楽監督として2回目の音楽祭をこう総括した三浦さん。
「コンサート・キャラバン」や「500円コンサート」など、聴衆の裾野を広げるプログラムを引き継ぎつつ新たな試みも展開しました。
今年は初めて演奏会前のリハーサルを公開。
また芸術とのコラボレーションに力を入れ、バレエと音楽の共演を実現させました。
(三浦文彰音楽監督)
「バレエと同じステージ上で、演奏家が演奏するという、めったにない機会でした。今回たくさんのお客さんに来ていただけたと思うので、また新しいアイデアを考えていかないといけないと思っています。手応えとしてはあります」
三浦さんは、手応えを感じながらも、クラシック音楽の会場に足を運んでもらうことへの難しさを感じたそうです。
(三浦文彰音楽監督)
「色々なコラボレーションはもちろん大事だが、音楽が一番生きていて、皆さんと共有できるような空間を作っていけるコンサートなどを考えています。宮崎の皆さんが誇りに思ってもらえるようなものを作るのが、いま大事だと思っているので…」
「聴衆がいることで音楽が成り立つ」
そう語る三浦音楽監督。来年もより多くの人に生の音楽を届けることを見据えています。