島根県松江市では、衣服を着たまま泳ぐ「着衣泳」の講習会が開かれ、中学生がいざという時の対処法を学びました。
松江市宍道町の屋内プールで開かれた「着衣泳」の講習会です。
水難事故から命を守る方法を実践的に学んでもらおうと、日本赤十字社島根県支部が開きました。
講習会には義務教育学校「玉湯学園」の中学1年生58人が参加。
4つの班に分かれて衣服を着てプールへ。
口と鼻を水面から出し「浮き身」の姿勢をとりますが、衣服が水を吸って重くなり、思い通りに体を動かせません。
日本赤十字社水上安全法講師・松本祥一さん:
ペットボトルをあごの下にあてます。口と鼻だけ水面下で出ていて、呼吸ができるよというところで、浮かびにくい人もこれで浮く助けをしてくれます。
講習では、空のペットボトルを利用して身体を浮かせる方法を体験。
小さいペットボトルはあごの下にあて、身体を浮かせる支えにするのがポイントです。
水に落ちてしまった場合にはまず声をかけ、落ち着かせながら、急いで大人の助けを求めること。
そして、ペットボトルや竹竿などの道具を使って救助する方法があることを学びました。
生徒:
「いつもより重くて泳ぎにくかったです。浮くのが下手なので全然浮けなかった。危ないところには寄らないほうがいいと思いました」
「川遊びとか服着て水に入るときは講習が役立ちそうです」
2025年7月から8月に水難事故にあったのは、全国で535人、このうち103人が中学生以下の子どもでした。
松江市では5月15日、14歳の男子中学生がボールをとろうとして、ため池に転落する事故も発生しています。
日本赤十字社水上安全法講師・松本祥一さん:
泳いでも大丈夫だよというところで泳ぐ、それ以外のところで泳ぐということはとても危険なことで、決してやってはいけないことというのをお伝えしたい。
適切な準備とルールを守ることで未然に防げる水の事故。
講師を務めた担当者は、思いがけない事故を防ぐため、危険な場所に近づかない「自己防衛」をしてほしいと呼びかけました。