メーカーの技術変更見逃し、気付いた後も対応先送り、社内外への説明伏せて…国が厳重注意
国土交通省航空局は関空・羽田便などを運航している航空会社のスターフライヤー(福岡・北九州市)に厳重注意を行ったと発表しました。
国交省によりますとスターフライヤーは2022年2月の大手航空機メーカー・エアバス社の技術資料が改訂されて乳幼児用救命胴衣の交換期限が短縮されたことに気付かず、この年の8月に発行された整備規程に反映しませんでした。
2年後の2024年8月に担当部署の部長がこの事実を認識しましたが、速やかに是正措置を講じなかったということです。
この部長はこの整備規程への反映漏れを社内や国に説明せずに済ませようと、さらに7か月後の2025年3月まで届け出を意図的に先送りして、他の変更事項に紛れるようにしました。その際、この変更点については説明しないように部下に指示していたということです。
これを受けて国交省は、スターフライヤーが航空法に基づいて認可を受けた整備規程に違反しており、社内で複数の人間が関与しながら必要な報告が行われず、会社の安全管理システムが有効に機能していないとしました。
また、部長については規程の是正をわざと遅らせたうえ、部下には変更を説明しないよう指示していたという個人的な悪質性が認められるとしました。
こうしたことを受けて国交省はスターフライヤーに厳重注意を行い、再発防止策を検討して来月9日までに報告するよう指示しました。
スターフライヤー社は…
【スターフライヤー・町田修社長のコメント】
「本日の厳重注意の内容を大変重く受け止めている。今後は全社員が再発防止に向けて法令遵守と安全意識の再徹底に取り組み、顧客の信頼回復と安全運航に努めていく」
スターフライヤーは国交省の厳重注意の内容を精査して再発防止策を策定し、その徹底に努めるとして、顧客や関係者に謝罪しました。