警察官や金融庁職員を名乗って高齢女性からキャッシュカードを盗んだとして、56歳の会社員の男が逮捕されました。

■警察官を名乗る電話 80代の女性に接触

窃盗(特殊詐欺)の疑いで逮捕されたのは、奈良県桜井市の会社員の56歳男です。

警察によると男は、5月8日に和歌山市内に住む80代の女性に対し、和歌山西警察署の警察官を名乗って電話をかけ「あなたの銀行口座から20万円が出金されています」「これから金融庁の者が確認に行きます」などと言ったということです。


■封筒をすり替え 中身はトランプ

その後、男は金融庁職員を名乗って女性宅を訪れ「あなたのキャッシュカードは今後使えません。新しいカードを郵送しますので、封筒に入れて封印してください」などと説明。女性が席を外した際に、キャッシュカード5枚が入った封筒を、トランプが入った別の封筒とすり替えて、盗んだ疑いが持たれています。

女性は当初、男が本物の金融庁職員だと信じ込んでいたということですが、男が立ち去ったあと「何かおかしい」と感じ自ら警察に通報したということです。その後、封筒の中身を確認したところ、キャッシュカードではなくトランプが入っていました。

男は当時、青色のスーツ姿で現れたということです


■暗証番号をどうやって把握? 組織的犯行か

警察は、防犯カメラ映像などの捜査から男を特定し、きょう=18日午後逮捕しました。調べに対し男は「指示役からの指示を受け、受け子としてカードを盗んだ」などと容疑を認めているということです。

男は盗んだキャッシュカードで「現金は引き出した」と話しているということですが、どうやって女性の暗証番号を把握したかや具体的な被害額については、現在捜査を進めているということです。

警察は、組織的な特殊詐欺グループによる犯行の可能性もあるとみて詳しく調べています。

関西テレビ
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