自転車の「青切符制度」導入から約1か月半となる中、子どもの同乗ルールの見直しが検討されていることが分かった。現在は未就学児に限定されているが、保護者の負担などを背景に拡大を求める声もあり、政府は安全性を踏まえ議論を進める方針。

現在は小学生“前”の子どもだけ

自転車の交通違反に反則金を科す青切符制度が始まってから約1カ月半。

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現在、未就学児だけとなっている自転車に乗せられる子供について、政府が見直しの検討を始めたことが分かった。

18日、取材したのは東京都内の幼稚園。子供を自転車に乗せた保護者が次々とやってた。

年長児の保護者:
都内だと駐車場がないので、近いところだと自転車が一番楽。

ただ、自転車に乗せられるのは小学生になる前の子供だけ。

幼稚園の年長組だと、2027年4月からは子供を乗せることができなくなり、違反すると3000円の反則金が課せられる可能性がある。

年長児の保護者:
(自転車に乗せられないのは)かなり困る。まだ(子供は)自分で乗れないし。

年中児の保護者:
(小学校)低学年くらいまでは(自転車に)乗せることができたらいいなと思う。

一方、街では小学生の子供を乗せていた父親もいた。

小学生を同乗させた父親:
(子供は)小4です。(Q.青切符で反則金になること知っているか)知らなかった。

同乗できる範囲の見直しへ

そうした中、赤間国家公安委員長は先週開いた会見で、同乗できる子供の範囲を広げる検討を進める考えを示した。

赤間二郎国家公安委員長:
自転車への青切符制度の導入を契機として、幼児用座席に同乗できるお子さまの範囲を広げてほしいというような要望があるものと承知している。見直しの可否について検討を進めるよう警察庁を指導してまいりたい。

文部科学省が2026年2月に発表した令和7年度の学校保健統計によると、男の子の場合、幼稚園の年長組、5歳の平均体重が19kgだったのに対し、小学1年生になると21.4キログラムと、2.4キロも増えている。

自転車に詳しい日本自転車普及協会 サイクルアドバイザー・山口文知さんは「(子供の体重が)22kgくらいまではいけると思うが、一般のママチャリは、もともと子供を乗せるために作っている自転車ではないので、(乗車)できるかどうかを検証しないといけない」と指摘した。

警察庁は今後、幼児用座席の安全基準を定める団体との意見交換や、同乗する子供の違いによる走行の安定性の確認を行うなどし、見直しの可否について検討を進めるとしている。
(「イット!」 5月18日放送より)

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