福井・美浜町の沖で、沈みかけたボートに取り残された男性2人がカメラに捉えられた。
男性らは助けを呼ぶ手段がない状態で30分ほど流されていて、撮影者は偶然海上で出会った形だった。
撮影者は仲間と協力して男性らを救助し、無事に岸まで送り届けたという。

沈没寸前のボートに取り残された男性たち

福井・美浜町の沖で11日、釣りからの帰りに遭遇したのは、沈みかけたボートで立ち尽くす男性だ。

撮影者は、「大丈夫ですか」と声をかける。

水没したボートにつかまっていた2人の男性(提供:Boat Fishing Japan)
水没したボートにつかまっていた2人の男性(提供:Boat Fishing Japan)
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男性は太ももまで水につかっていた。
すぐ隣にはもう1人、しがみつく男性の姿もあった。

風にあおられボートが水没し、携帯も水につかり、助けを呼べない状態で30分ほど流されていたという。

男性を救助する撮影者(提供:Boat Fishing Japan)
男性を救助する撮影者(提供:Boat Fishing Japan)

撮影者は、「とりあえず乗ってください。ボート踏んで、自分のボート踏んで、そう乗って、乗ってください」と声をかけ、しがみついていた男性から救助しようとした。

しかし、転落していた男性が、「あ~」と声を上げると、撮影者は、「(足に)水がやっぱり入ってるね」とつぶやいた。

男性のズボンにナイフで穴を開け救助する撮影者(提供:Boat Fishing Japan)
男性のズボンにナイフで穴を開け救助する撮影者(提供:Boat Fishing Japan)

男性のズボンに海水がたまり、重すぎて登り切れなかったのだ。

撮影者はナイフで穴を開け、男性を引き上げた。

海上保安部「出航やめる勇気持つこと」

撮影者は、救助した男性を仲間のボートに預け、取り残されたもう1人のもとへ向かった。

残されていた最後の男性を救助する撮影者(提供:Boat Fishing Japan)
残されていた最後の男性を救助する撮影者(提供:Boat Fishing Japan)

そして傾くボートから、なんとか引き上げた。

男性たちにけがはなく、無事に岸まで送り届けることができた。

当時を振り返り、撮影者は「たまたま出会った。ほっとけないし、助けるしかないと思った」と話している。

その後、撮影者は海上保安庁に連絡した。

回収されるボート(提供:Boat Fishing Japan)
回収されるボート(提供:Boat Fishing Japan)

敦賀海上保安部は、「遠くまで行かず、風や波の状況で出航をやめる勇気を持つこと」など注意を呼びかけている。
(「イット!」 5月15日放送より)

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