栃木県の住宅に16歳の少年4人が押し入り女性が殺害された強盗殺人事件で、“指示役”とみられる20代夫婦も逮捕。
夫婦は「自分たちは関係ない」という趣旨の供述をし、容疑を否認していることが分かりました。

栃木・上三川町の住宅に高校生の少年4人が押し入り、住人の富山英子さん(69)が殺害された強盗殺人事件。

リポート:
指示役とされる男が今、身柄送致の車両に乗り込みました。

体を揺らしながら、うつむき加減で歩くフードとマスク姿の男。
この事件の指示役とみられる竹前海斗容疑者(28)の身柄が18日朝、検察庁に送られました。

リポート:
(17日)午後9時半過ぎです。指示役とみられる竹前美結容疑者が車に乗り込んでいきました。

さらに17日夜、竹前容疑者と同じく事件の指示役とみられる妻の美結容疑者(25)も逮捕されました。

夫の海斗容疑者が逮捕されたのは17日未明。
羽田空港の国際線第3ターミナルで身柄を確保され、海外逃亡寸前での逮捕劇となりました。

事件当時、夫婦は少年4人とは別の車で栃木県に入り、犯行についての指示を出していたとみられます。

夫婦は当初別々に行動していましたが、警察は防犯カメラのリレー捜査などで夫・海斗容疑者の居場所を特定しました。

そして、午後になって妻の美結容疑者も神奈川県内のビジネスホテルで身柄を確保されました。

リポート:
竹前美結容疑者が乗る車にベビーカーが積み込まれました。

美結容疑者は身柄を確保された際、生後7カ月の娘を連れていました。

神奈川・横浜市内に住んでいた竹前容疑者夫婦。

近隣住民:
男の人と女の人が出てきたときに赤ちゃんを抱っこしていた。若い人なのか、30歳ちょっとぐらい前後の。

近隣住民によると、竹前容疑者夫妻は数カ月前に横浜市内のアパートに引っ越してきて、度々赤ちゃんの泣き声が聞こえたということです。

強盗殺人事件を巡っては、実行役の16歳の高校生4人と指示役とみられる容疑者夫婦の合わせて6人が次々と逮捕されるという急展開になりました。

逮捕された高校生のうち一部は「夫婦に頼まれてやった」と供述していることが明らかになりました。

そして、容疑者夫婦の自宅付近の取材では、指示役と実行役の高校生をつなぐ可能性のある“接点”が浮上しました。

夫婦の自宅近くで目撃されていた“白い高級外車”。
近隣住民は「1週間前にそこに高級外車の白が止まっていたのは知っていた」「見慣れない車だったし、ぶつかった跡があった」と話します。

リポート:
竹前容疑者夫妻の自宅付近です。非常に道幅の狭い交差点があります。その交差点から10メートルほど行きますと電柱が1つ立っています。この電柱の前に白い外車が止まっていたということです。

夫婦の自宅近くに路上駐車されていた白い高級外車は逮捕された高校生Bの自宅近くで見つかり、4人の移動に使われたとみられる白い高級外車と色や車種に加えて車の破損状況などの特徴が似ていました。

近隣住民は「(車の色は)白、左の前のバンパーとライトが故障してた」「こんなに壊れているのにそのまま乗るんだって」と話します。

捜査関係者によりますと、この車を夫婦が高校生に渡した可能性があるということです。

16歳の高校生4人が実行役として逮捕される異例の事態となった今回の事件。

警察は自宅近くで白い高級外車が見つかった高校生Bが、運転免許証を取得できない年齢にもかかわらず車を運転していたとみています。

今回の事件では犯行直後、車に乗り遅れたとみられる高校生Aが事件発生から約30分後、警察に逮捕されています。

また、18日朝に送検された川崎市の高校生Dも犯行後、逃走用の車に乗れず、ヒッチハイクで近くの駅まで向かっていたことが分かりました。

元埼玉県警捜査一課・佐々木成三氏:
この闇バイトは究極の“捨て駒”。知識や経験が足りない未成年というのがターゲットにされている。

捜査関係者によりますと、指示役とみられる竹前容疑者夫婦は「自分たちは関係ない」という趣旨の供述をして容疑を否認しているといいます。

元埼玉県警捜査一課・佐々木成三氏:
指示役さえも闇バイトで応募した2人組という可能性も十分考えられる。誰と連絡をして海外に逃げる手はずを取っていたのか。こういったことからグループの中枢の実態が分かってくる可能性がある。

警察は夫婦の背後に、さらに上位の指示役がいたとみて調べています。

フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

社会部
社会部

今、起きている事件、事故から社会問題まで、幅広い分野に渡って、正確かつ分かりやすく、時に深く掘り下げ、読者に伝えることをモットーとしております。
事件、事故、裁判から、医療、年金、運輸・交通・国土、教育、科学、宇宙、災害・防災など、幅広い分野をフォロー。天皇陛下など皇室の動向、都政から首都圏自治体の行政も担当。社会問題、調査報道については、分野の垣根を越えて取材に取り組んでいます。