福島県の高速道路で部活動の遠征中だった高校生が死傷したバス事故。同じような事故は全国で起きていますが、現状、安全対策は現場任せとなっています。岡山県内の強豪校の対策を取材しました。

◆3年前には全国大会で優勝の強豪校 遠征は主に九州・東北へ年間約10回

(岡山学芸館高校サッカー部 高原良明監督)
「この3台のバスで遠征に向かっている。遠征は年に10回くらい。180人くらいの部員がいるので、各カテゴリーの中でバスを使いながら遠征に出かけている」

岡山学芸館高校サッカー部、3年前には全国大会で優勝した県内屈指の強豪校です。サッカー部の遠征は年間約10回に上り、岡山県から距離のある九州や東北への移動が多いといいます。

◆高原良明監督含めサッカー部スタッフ全員が大型または中型の自動車免許取得しバスを運転

移動手段はサッカー部が所有する大型バス1台とマイクロバス2台。高原良明監督を含めてサッカー部のスタッフ全員が大型または中型の自動車免許を持ち、遠征の時のバスは全て運転しています。

(岡山学芸館高校サッカー部 高原良明監督)
「安全運転を心がけて、遠征先まできっちりと生徒を送り届けることが一番」

◆福島・磐越道で死傷事故発生も…現時点で全て学校任せ 学芸館高校での遠征時対策は

5月6日、福島県の磐越自動車道で起きた事故では新潟県の高校の男子ソフトテニス部員が乗ったマイクロバスがガードレールなどに衝突。生徒1人が死亡、20人が重軽傷を負いました。

事故を受け、国は部活動などにおける移動の安全確保策について検討する方針を示していますが、現時点では、全て学校任せ。岡山学芸館高校サッカー部では遠征する際の独自のルールを設けています。

(岡山学芸館高校サッカー部 高原良明監督)
「使用日時・使用者名・行き先などを書いて使用後の点検は毎回チェックをしている。1カ月ごとに学校の事務室に提出して学校にチェックしてもらっている」

◆長距離遠征時のバス運転は必ず「2人態勢」

ほかにも・・・

(岡山学芸館高校サッカー部 高原良明監督)
「長距離になると1人の運転はかなりしんどくなり危険性も高まるので、長距離遠征には必ず2人態勢で運転手を交代しながら向かっている」

県をまたぐ移動の際には運転手を2人配置し、長時間運転を行わないようにしています。

◆バス会社への依頼にも費用が…校内での対応について高原監督の考えは

(岡山学芸館高校サッカー部 高原良明監督)
「バス会社にお願いしていくのが一番だと思うが、その分費用もかかる。各学校で運転手が運転するのであれば複数人で運転するという対応をとるのが一番いいと思う」

部活動の送迎を巡る事故は全国で後を絶ちません。安全を最優先する大前提に立ち返り、対策に緩みはないか、改めて確認することが求められます。

岡山放送
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