「朝9時の開店を前に、もうすでに十人以上のお客さんが並んでいます。お客さんが一目散に駆け寄った売り場は、やはりアスパラですね、アスパラ。皆さん、アスパラ、アスパラ、アスパラを手に取ってますよ。太さを選んでるんですかね。駆け寄っているお客さんもいますね。かごにどんどんと入れていきますよ。もう何袋もカゴに入れてますよ。1、2、3、4。まだ入れます」(狐野アナウンサー)


 「何袋買われたんですか」(狐野アナウンサー)

 「親戚のところに送ろうと思ってね。今はなんぼだ…9袋」(買い物客)

 「9袋!?すごい量ですね」(狐野アナウンサー)

 「送るんです。親戚に2キロね10軒分。柔らかくて美味しいの」(買い物客)

 「これだけ買われていかがですか?」(狐野アナウンサー)

 「いや、お金も出ますね」(買い物客)

 「アスパラは一年間、面倒を見て、採れる時期が今だけなんですよね。(2025年の)夏とかにやった分が、今こうやって…なんか報われてんだっていう感じはありますよね」(アスパラ生産者 川合 弘峰さん)

 北海道外の人にも贈りたくなる新鮮アスパラが並ぶのは「のっぽろ野菜直売所」。

 地元産のアスパラがピークを迎えています。

 値段はサイズや量により違い、例えばこちらの2Lサイズ以上のアスパラ450グラム入って1290円です。

 「こちらの直売所ではアスパラの売り場面積が1か月前と比べて3倍にもなっているそうです。そして、並んでいるのはほとんど露地もの。朝採れたものが多いんです。気になるのはこの太さです。私の指よりも太いですよ。切り口を見てみると水滴がちらほら見えるぐらい、みずみずしさが伝わってきます」(狐野アナウンサー)

 待ちに待った北海道の春の味覚アスパラ。

 茹でてマヨネーズをつけてかぶりつくのはもちろん、アスパラの甘みと旨みを引き出すバターソテーや、根本の部分は浅漬けにすると美味しいと農家さんが教えてくれました。

 地元の方はどんな食べ方が好きか聞いてみると。

 「ベーコンと炒めたり天ぷらも好きですね。普通の一般のスーパーに比べたら全然お安いです。地元の野菜が出るのを楽しみにしている。新鮮なので長持ちするし。もう毎年楽しみにしてます。この時期がくるのが」(買い物客)

 この時期、ほかには大きなフキやウド、ワラビなどの山菜に、食卓を華やかにするラディッシュ。

 そして、リーフレタスなど近隣の生産者が作る野菜が並びます。

 しかし店内を見渡すと異変が…

 「今回、アメリカとイランの情勢悪化があり、色々なものがもうなくなってきてます。レジの袋なども、次の入荷の見込みがわかりません。そのような状況になってきます」(のっぽろ野菜直売所 能藤義雄店長)

 中東情勢の影響はこの直売所にも直撃。

 レジ袋の入荷が不安定になり、エコバッグ持参を呼びかけています。

 石油を由来とするナフサの世界的不足は生産者にも影響が出ています。

 「農業用のハウスのビニールや畑に入れるマルチというビニールはもう注文してもなかなか入ってこない」(輝楽里 生産者の石川知肖さん)

 「袋はなかなかちょっと手に入りにくくなってきた。自分が欲しいものが手に入らなくなってきた」(「ふぁーむ・でめてる」の生産者)

 取材を続けると、これから秋まで野菜のピークがつづく直売所は頭を悩ませています。

 「例えばハクサイをカットしたものを包むとか。そういった時に使うこのラップがオーダーはしたけれども、入荷がいつになるか分からない」

 「このようなレタスをくるむ、フィルムを使ってるんです。特殊(なフィルム)です。鮮度を保るための。そして値段も当然上がってます。5円で買えたものが8円だよとか」

 「もう袋一つも無駄にできない。JA道央の方へお願いして、今はあるから持ってきてくれる。秋になったらどうなるか…」(いずれも のっぽろ野菜直売所 能藤義雄店長)

北海道文化放送
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