2025年8月の豪雨災害で浸水し、育てていた野菜が全滅した高校生の農場が復活です。
鹿児島県霧島市の高校生が丹精込めて育てた野菜が、12日、買い物客の元に届きました。
生徒
「いらっしゃいませ!レタスとタマネギいかがですか」
霧島市のAコープ国分店。
威勢のいいかけ声とともに黄色い法被に身を包みタマネギとレタスを販売するのは、国分中央高校園芸工学科3年生の5人です。
2025年8月、国分中央高校園芸工学科が実習で利用する農場では、豪雨災害により近くの川や用水路が氾濫。
農業用ハウスにも濁流が流れ込むなど最大1メートルの高さまで浸水被害を受け、育てていたトマトやサツマイモなど7種類の野菜は全滅し、現在も農業用機械やトラクターは使えないままとなっています。
国分中央高校 園芸工学科3年・勝本裕次郎さん
「自分たちが一生懸命作業してきた農場がまさかこんなことになるとは思っていなかった」
霧島市国分中央高校・小脇拓教諭
「そのときは声にならなくて、何から手を着けていいのか我々も分からないところがあった」
しかし、国分中央高校は消毒や土壌改良などを行い、農場の復活に尽力。
その結果―
勘場拓斗記者
「国分中央高校生が実習を行う小畑農場です。畑一面が浸水しましたが、いまは野菜が育つ場所に戻りました」
見事農場は復活を果たし、12日も畑にはスイートコーンが…
そして、農業用ハウスの中では、イチゴがすくすくと育っていました。
12日の販売会では、こうして豪雨災害を乗り越えた野菜を販売。
タマネギ詰め放題は1袋300円、レタスは1玉100円で販売され、買い物客は袋一杯にタマネギを入れ、うれしそうに買い求めていました。
買い物客
「野菜を作るのも本当に大変なことだと思うので、しかも豪雨もあったので若い人たちが頑張っていると私たちも励みになる」
「おいしい野菜をいただけます。元気になります」
Aコープ国分店によりますと、高校生が用意したタマネギ40キロとレタス70玉は約3時間で完売したということです。