12日、ランチタイムににぎわっていた店の店内から聞こえてきたのは馬頭琴の演奏。

馬頭琴とは、モンゴルの民族楽器のこと。

このお店は、中国の内モンゴル自治区の老舗レストラン「徳順源」の日本第1号店なんです。

現地では約60店舗を展開する人気店で、4月15日、東京・池袋で日本初進出を果たしました。

お客さんに話を聞いてみると、「私、出身はチベット地区、四川省のチベット地区なんですけども。本場のモンゴルの味ですね。本当に正真正銘のモンゴル料理です」と話していました。
そして、内モンゴル出身という男性客は「そもそも私は内モンゴル出身なんで、中国にいる時からもう内モンゴルの料理が好きでした。このお店の味は完全に内モンゴルの味を再現しているので、すごくいいと思います」と話し、いずれも本場の味と太鼓判です。

そんな“ガチ・モンゴル料理”はどんな味なのでしょうか。

まるで一輪の花が咲いたような美しいシューマイ「花焼売」は店の看板メニューの1つです。

室岡大晴キャスター:
かめばかむほど、どんどん中のラム肉の肉汁がジュワーッと出てきます。

そして、1日1000本売れるというラムの串焼き。
続いて、伝統的なモンゴル料理の1つ、羊のスペアリブ焼き。
こちらは豪快に手でいただきます。

室岡大晴キャスター:
皮がパリッとしていて、中はふっくらでジューシーで、とてもこちらもおいしいです。

遊牧文化に根差したモンゴル料理は羊肉がメインで使われることが多く、味付けもとてもシンプルなものが多いのが特徴です。

約2億円をかけデザインされたという豪華な内装について、オーナーの王笛さんは「私たちのところに来て、モンゴルで食事をしているような体験をさせたい」と話します。

一体なぜ池袋にモンゴル料理の老舗が初出店したのでしょうか。
フードジャーナリストの山路力也さんは「池袋というのは古くから現地の方が営む“ガチ中華”のお店がある街だったので、もちろん中国料理とモンゴル料理というのは違うんですけども、親和性が高いというか、非常に近いポジションだと思う」と分析します。

“ガチ中華の聖地”とも呼ばれる池袋。
内モンゴルは中国の北部・内モンゴル自治区のことで、伝統的なモンゴルの影響が残っています。

“ガチ中華”の街で始まった“ガチ・モンゴル料理”。
ブームとなるのでしょうか?

フードジャーナリストの山路力也さんは「多種多様な料理の中の1ジャンルとして定着していくんじゃないかと思う」と話しています。