旭化成(東京)は5月12日、倉敷市の水島コンビナートにある水島製造所で、2030年度をめどに日用雑貨などで使われるポリエチレンと、樹脂原料などで使われるスチレンモノマーの生産を終了すると発表しました。

ポリエチレンは1964年から、スチレンモノマーは1965年から生産を開始していましたが、稼働率が低水準で推移していて、これらの状況は構造的かつ不可逆的と判断し、生産終了を決めたものです。

このほか、繊維原料などのアクリロニトリルは2030年度をめどに水島製造所にある年間20万トンの生産ラインを停止し、規模を縮小するほか、合成皮革などの原料となるポリカーボネートジオールの生産も停止します。これらは中国や韓国の子会社で生産を継続します。
 
生産終了を決定した製品の国内生産能力は、他社も含め国内需要を十分に上回っているということです。

旭化成によりますと水島製造所で生産終了する事業に携わる251人の従業員は社内で再配置する予定で、設備については生産終了後に速やかに撤去することにしています。

◆三菱ケミカルと共同運営の水島のエチレン工場のナフサ調達状況も発表

旭化成は今回の発表に合わせて、ナフサの調達状況についても発表しています。

三菱ケミカルと共同運営している、三菱ケミカル旭化成エチレン水島工場の製造設備などは稼働を継続しています。

旭化成では「当面のナフサ調達についてめどを付けており、誘導品についても当面、供給が滞る事態は想定していません。引き続き安定稼働を維持し、国内における石油化学製品の需要に応えていくよう努めてまいります。」としています。

岡山放送
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