大相撲夏場所は3日目。横綱・豊昇龍が2日目から休場するなど幕内は波乱の場所となっているが、幕下では富山県勢で朝乃山に続く第2の関取の座をかけた戦いが白熱している。
関取を目指す富山県出身力士 初の直接対決
12日、大相撲夏場所3日目の幕下の一番。富山市出身で音羽山部屋に所属する東幕下20枚目の鶴英山(かくえいざん)と朝日町出身で大島部屋に所属する西幕下19枚目の旭水野 (きょくみずの)の富山県出身同士の初の直接対決が組まれた。
二人は今年好調を維持し、夏場所では共に幕下中位まで番付を上げてきており、十両昇進、関取を目指して日々奮闘している。
23歳の鶴英山は、身長184センチ・体重170キロの恵まれた体格を活かした四つ相撲が持ち味で、元横綱・鶴竜が師匠を務める音羽山部屋で技術を磨いている。
朝乃山と同じ呉羽中学校から富山商業高校を経て、近畿大学に進学し、大学時代には全国学生相撲選手権でベスト8に入るなど好成績を収め、幕下付出しの資格を取得して去年の五月場所でデビューした。この1年は途中はけがにも苦しみ一時序二段まで番付を落としたが、けがから復帰後順調に勝ち越し、今場所いよいよ幕下20枚目まで番付を上げてきた。
対する22歳の旭水野は、身長171センチ、体重155キロ。力士としてはやや小柄な体格ながら、鋭い突き押し相撲が魅力。朝日町出身で富山商業高校を卒業後、そのまま大島部屋に入門した。高校までは柔道に打ち込んでいたという異色の経歴ながら、角界入りして才能が開花した。
初の直接対決は旭水野(朝日町出身)に軍配
四つ相撲を得意とする鶴英山と押し相撲を得意とする旭水野の一番は、立ち合いから激しい突き合いとなり、旭水野が得意の形に持ち込んで勢いそのままに押し出しで勝利。初の直接対決の軍配は朝日町出身の旭水野に上がった。
これで3日目まで終えて、鶴英山は0勝2敗、旭水野は1勝1敗とした。
朝乃山に続く県勢第2の関取誕生は
幕下20枚目前後まで番付を上げてきている二人は、今場所勝ち越せば幕下上位に番付を上げることが予想される。今後連続で勝ち越せば、関取への道、十両昇進が見えてくる。
幕内土俵も見ものだが、朝乃山に続く第2の関取の座をかけた幕下力士の熾烈な戦いにも注目だ。
(富山テレビ放送)
