新潟県胎内市では夏への備えが始まっています。備えているのは人間ではなく“アルパカ”です。
温かい日差しが降り注いた胎内市の『樽ヶ橋遊園』。5月11日も3頭のアルパカがのんびり過ごしていました。
そこにやって来たのは、3頭のふるさとでもある山古志アルパカ牧場のスタッフです。
もともとは南米のアンデス山脈に住むアルパカ。標高の高いところに住むため、夏は熱さに弱く、熱中症にもなりやすいことから、毛刈りは毎年この時期の恒例行事です。
【山古志アルパカ牧場 志田麻里奈さん】
「雨が降ると、バリカンが(毛の中に)入らなくなってくるので、暑くなる前と梅雨になる前、ちょうど大型連休明けぐらいかなという感じになる」
特に、去年10月に生まれたばかりの『ごう』はまだ毛刈りを知りません。
バリカンなどが用意され、トップバッターは2歳の『アクア』。
アルパカを傷つけないよう、動きを制限しながら行う毛刈り。体重60kg~70kgという大きな体を覆う分厚い毛が手早く駆られていきます。
【山古志アルパカ牧場 志田麻里奈さん】
「まずアルパカを傷つけないことを一番に考えている。あと、毛刈りをする時間が長くなるとそれも負担になるので、ケガをさせずに早く刈ることに気をつけている」
【松村道子アナウンサー】
「左半身が終わって、ひっくり返して残りの半分の毛刈りに入ります」
体の毛を刈れば全体の熱を逃がすことができるため、頭の毛はデザインとして残しているということです。
【山古志アルパカ牧場 志田麻里奈さん】
「きれいな丸に近づくようにする」
約30分で『アクア』の毛刈りが終わりました。
【訪れた人】
「すごく細くなっていてびっくりした。かわいかった」
【訪れた人】
「最初は暑そうだなと思ったが、刈ってもらってすごく涼しそうになってよかった」
アルパカの毛は高級素材としても知られていますが…
【松村道子アナウンサー】
「軽いですが、中に手を入れると温かくて弾力があります」
12歳で毛刈りには慣れている『ジュビー』も、初めての毛刈りだった『ごう』も無事に今年の毛刈りを終えました。
【胎内市商工観光課 大矢大さん】
「かなり見た目も違ってくるかと思うので、涼しげな姿を楽しんでいただければと思う」
今年も猛暑が予想される県内。私たち人間もそろそろ夏への備えが必要になりそうです。