仙台市に住む男性が、警察官を名乗る人物などから「口座が悪用されている」などと言われ、現金約1億4000万円をだまし取られました。

被害にあったのは、仙台市青葉区に住む男性(70代)です。

警察によりますと、去年3月下旬、男性の自宅の固定電話に通信会社の職員や警視庁の警察官を名乗る男から「口座が悪用されているから資金を調べたい」などと電話がありました。
話を信用した男性は、5月中旬から6月下旬までの間、14回に分けて指定された口座に現金約1億3000万円を送金しました。

また、その4カ月後の10月下旬には沖縄県警の警察官を名乗る男から「何か困っていることはないか」と電話がありました。男性は「警視庁に資金調査で送金したが、その後、連絡がない」と話し、警察官を名乗る男から「資金調査で無実なことを証明するために捜査する。資金を調べるために自宅に資金を取りに行く」と言われました。
再び話を信用した男性は11月上旬から下旬までの間、現金を受け取りに自宅付近を訪れた警察官を名乗る男女3人に現金合計900万円を手渡したということです。

男性は1人暮らしで、昨年末、男性の話を聞いた親族が不審に思い警察に相談したことで被害が発覚しました。

2004年の統計開始以来、宮城県内で認知した特殊詐欺で被害額が1億円を超えるのはこれで8件目です。

警察によりますと今年に入ってから3月末まで県内の特殊詐欺の認知件数は174件(前年比+59件)で被害額は約14億9072万円(前年比+11億1062万円)にのぼっています。
警察は「警察が電話で取り調べや金銭を要求することない。詐欺を疑い電話を切って警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。

仙台放送
仙台放送

宮城の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。