食料品の値上げが続く中、中東情勢悪化の影響を受けてさらに生活に影響を与えることになるのが、ビニール袋など包装資材の値上げだ。街のスーパーからは悲鳴が上がっていた。その現状を取材した。

■“ナフサ”高騰でビニール袋の仕入れ30%値上がりへ

「値上げが続き過ぎて、何が高くなっているのかも麻痺している」「物が結構ほとんど値上がっているので、これからが心配」買い物客が次々と口にする物価高騰。

民間の信用調査会社・帝国データバンクの調査では、5月の値上げ品目数は70品目と、4カ月ぶりに100品目を下回ったものの、消費者や店を悩ませるのはビニールなど包装資材の値上げだ。

新潟市西区のスーパーでは5月下旬から客が購入した商品を入れるビニール袋の仕入れが30%値上がりする。

背景にあるのは、中東情勢の悪化を受け、プラスチックなどの原料として使われる“ナフサ”の高騰だ。

4月30日の会見で高市総理は「ナフサ由来の化学製品の供給は、これまで半年以上と伝えてきたが、さらに伸びて年を超えて継続できる見込みとなった」と話したが、現場では不安の声は止まない。

■ビニール袋だけでなく…トレーやシールも値上げ

スーパーいちまんの高井栄二朗店長は「ずっと値上げが続いている状況なので、なかなか販売とか伸びないところが出てきている。その辺りは経営的にも苦しい」と話す。

店では、客が購入した商品を入れるビニール袋だけでなく、鮮魚などを入れるため無料で配布している袋も仕入れが30%値上げされる。

さらに、6月からは肉や魚、お総菜などを載せるトレーも値上げの対象となる。

食品を扱う店として欠かせないトレー。容器のほかシールなども30%ほど値上がりする見込みだ。

■売り方に工夫も「どんどん売りづらくなっている」

少しでも客と店、互いの負担を減らすため高井店長は「例えば1kgの魚を3つに分けるのだったら、それを2つに分ければパックが1個少なくて済む。そういうのもありなのかな。その代わり大型パックにして、ちょっとお買得な値段にして多少は削減ができるかも」と話し、売り方自体を考え直していた。

また、今後についても「上がり続けるような感覚しかないから、これから今度は何が値上がりするのかなとか、どんどん売りづらくなっているのは間違いなくある」と不安を口にした高井店長。

このまま悪化した中東情勢が続けば、生活への影響はさらに大きくなることが懸念される。

NST新潟総合テレビ
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