有印私文書偽造などの罪で在宅起訴されてから1カ月あまり。今度は静岡県伊東市の前市長・田久保眞紀 被告に対して選挙費用の賠償を求める動きです。

監査請求人代表・関川永子 氏:
私はこの問題はうやむやにすることなく、明確な決着つけるために行動を続けていきたい

5月7日午前、伊東市の監査委員に対し住民監査請求を提出したことを明らかにした市民の有志2人。

内容は2025年に行われた市議会議員選挙と2回目の市長選挙についてです。

伊東市では2025年9月、当時の市長である田久保被告の学歴詐称問題に端を発し市議会が全会一致で市長の不信任を議決。

伊東市議会・中島弘道 議長(2025年9月):
市議会としては一刻も早く、市長が辞職することを望んでいる

これに対し、田久保被告が議会を解散したことから2025年10月に市議選が行われました。

伊東市議会・中島弘道 議長(2025年10月):
本案は原案の通り決定することに賛成の諸君の起立を求めます

その後、新たな議会のもとで再び不信任が議決されたため田久保被告が失職。

伊東市・田久保眞紀 市長(当時):
私への2度目の不信任については、これは議会の決定として粛々と受け止めたい

2025年5月に行われた市長選から7カ月しか経っていない中で、同年12月に2回目の市長選が執行されました。

市議選に要した費用は4951万873円、2回目の市長選の経費は3273万4705円。

市民の有志は、この選挙費用について「田久保自身の行為選択の結果として生じた損害」と指摘しています。

このため、今回の住民監査請求では2つの選挙に支出した計8224万5578円について、伊東市・杉本憲也 市長が田久保被告に損害賠償を請求するよう監査委員から市長に勧告することを求めました。

監査請求人代表・関川永子 氏:
すべての発端は田久保氏の学歴詐称。説明責任を果たさず自己保身のため権力が行使されるのであれば、その制度は本当に機能しているのかということに疑問を持っている

監査請求人・松島孝夫 氏:
一般市民としての怒りをぶつけなければいけないという気持ちが強く働き、住民監査請求に参加することになった

請求が受理された場合、地方自治法に基づき60日以内に結果が示されますが、市民の有志は監査委員から必要な勧告がなされない時には「住民訴訟の提起を予定している」と話しています。

テレビ静岡
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