激安で知られるスーパーが34年で初の値上げ。
中東情勢の影響でポリ袋やラップも値上がりに追い込まれています。
7日、激安スーパーで知られる「アキダイ」に並んでいたのはカイワレ1パックが税抜き15円。
圧倒的な安さですが、実は4月までは1992年の創業から税抜き1パック10円で店頭に並んでいました。
それが5月から5円の値上げとなったのです。
アキダイ・秋葉弘道社長:
「アキダイ」を始めて34年。開店以来ずっと1パック10円で赤字で売ってきた。さすがにもう我慢しきれなくなって、今回の値上がりバーンとかなり強烈。やむを得ず5円上げさせてもらいました。
中東情勢が悪化し、原油高やナフサの供給不足でカイワレのパッケージ価格が高騰したことが原因です。
客:
(カイワレ値上げ)気づかなかった。石油関係でビニール系のあれがダメだから困りますよね。
また、ナフサ不足の影響で混乱が起きているのが、各地域の指定ゴミ袋です。
指定ゴミ袋が品薄だったり供給が不安定な地域は、北は秋田から栃木・茨城・千葉・静岡、そして南は沖縄と全国各地に拡大しています。
そうした中、品薄の自治体では、半透明のゴミ袋であればゴミ出しできる対応が取られています。
北秋田市では、市販の透明・半透明の袋に、「燃やせる」「燃やせない」のいずれかと、世帯主名を大きく書けば捨てられます。
静岡・三島市のスーパーでは、指定ゴミ袋が4月中旬ごろから品薄となっていました。
スーパーカドイケ三島田町店・花村恒店長:
(入荷されても)たぶんこれすぐ終わっちゃうと思うので、潤沢には入ってこない状態で、頼んだ数は入ってこない。
探し回ってやっと見つけたというお客さんからは「もう1週間ぐらいあちこち探して、良かった買えて」といった声が聞かれました。
この地域でも、透明や半透明の中身が見える袋であれば家庭ごみを出すことができる臨時措置を取っています。
その上で「ごみ袋は例年通りの量が供給される見込み」とし、過度な買いだめをしないよう呼びかけています。
また宮城県では、5つの市と町が5月19日まで、ごみ出しのルールの緩和措置を取っていましたが、6月末まで延長することが決定しました。
さらに、影響はふるさと納税にも広がっています。
ふるさと納税サイト「さとふる」によりますと、4月の「家庭用ラップ」での寄付件数が、前の年の同じ月の約8.8倍に増加したということです。
長期化する中東情勢ですが、6日、トランプ大統領は戦闘終結に向けたイランとの交渉を巡り「合意の可能性は十分ある」と進展に自信を示しています。