大型連休を前に、宮崎ブーゲンビリア空港で家畜伝染病の国内流入を防ぐ啓発活動が行われた。「アフリカ豚熱」は豚やイノシシの致死率が高く、有効なワクチンが存在しない。東アジアで唯一の未発生国である日本での発生を防ぐため、動物検疫所や宮崎県、養豚農家らが国際線の利用者に対し、肉製品の持ち込み禁止を強く呼びかけた。悪質な違反には罰則も科されるため、水際対策の徹底が求められている。

アフリカ豚熱の脅威

アフリカ豚熱は、豚やイノシシが感染すると致死率が極めて高く、現在のところ有効なワクチンは開発されていない。

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 東アジアで発生していないのは日本だけで、韓国では2019年9月以降から4月14日までに、飼育された豚から79例が確認されている。また、韓国では口蹄疫も発生している。

宮崎ブーゲンビリア空港では、アフリカ豚熱や口蹄疫などの家畜伝染病を防ごうと、国際線の利用者に肉製品の持ち込み禁止を呼びかけた。

啓発活動は、国際線の利用が増えるゴールデンウイークを前に行われており、動物検疫所や県の職員、それに養豚農家など約20人が参加。

啓発活動の参加者は、国際線の利用者に肉製品の持ち込みに関する注意事項が記されたポケットティッシュを配布し、理解と協力を求めた。

 肉製品の海外からの持ち込みは、加工品をはじめ、機内食で提供されたものでもウイルス混入の恐れがあるため、家畜伝染病予防法で禁止されている。

悪質な違反には300万円以下の罰金、または3年以下の拘禁刑が科される。

 動物検疫所鹿児島空港出張所 青島 圭介出張所長:万が一でも、動物疾病が日本に入ってくると、何十万頭という牛やブタが処分される。何千億円という被害がある。決して日本に入れさせないということでご協力をお願いしたい。

万が一、国内で感染が拡大すれば、多くの家畜が処分されるだけでなく、計り知れない経済的損失となる。「これくらいなら大丈夫」という軽い気持ちが、日本の食卓と畜産業を危機にさらすことになりかねない。海外からの肉製品持ち込みは、加工品や機内食であっても厳禁だ。楽しい旅の思い出を台無しにしないためにも、そして日本の畜産を守るためにも、ルールを今一度再確認してほしい。

(テレビ宮崎)

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